南敏哉(ノリーズプロスタッフ 佐賀県在住)
フィールド:福岡県 遠賀川
皆さんこんにちは!北部九州で活動しています南と申します。
皆さんは今年もう初バスをキャッチされているでしょうか?
私も年始より毎週のようにフィールドに通っているのですが、打率は2~3割といったところ(笑)。
しかし問答無用で2月からトーナメントが始まりました。
フィールドは遠賀川、言わずと知れた九州のメジャーフィールドですが、
この時期は毎年、1日1匹釣れれば上出来、
しかも今年は上流エリアの護岸工事の影響からか例年以上に釣れない状況...。
ちなみに私も昨年の晩秋以降、遠賀川での釣果はなく、
一抹の不安を抱えながらNBCチャプター福岡第1戦に参加しました。
朝のミーティング時の選手間の会話では、
「1本釣って帰ってくればお立ち台?」「大会として成立するのか?」等々、
先に私が書いたような景気のよくない話が交わされる中でのスタートとなったのですが、
自分の中で一度冷静になり、よく考えて動いていこうと思いました。
まず考えたのが、「釣れないとはいえ、バスはバス」。
シーズナルパターンに沿って行動する個体、具体的にはまだ越冬中の個体と、
スポーニングに向かいつつある個体、この2タイプに分けられるだろうということ。
状況としては前週に雨が降って水温は上昇傾向で、さらに先日は大潮ということで、
スポーンに向け浅場に差してくるであろう後者を選択しました。
釣れていない前情報からすると、この手の1匹を釣ればウエイトも期待できます。
試合前半は、ワーミングクランクショット フルサイズでひと通りエリアを広く探り、
レイダウンミノーディープジャストワカサギのショートジャークでキースポットを探って行きます。
しかし晴れ上がって気圧が上がったためか反応はなく、開始2時間で釣り方を修正することに。
具体的には晴れたということで、浅場に上がってきた個体が身を寄せるであろうシェードを狙い、
中でもハードマテリアルを狙うことを自分の中の決め事にしました。
ここで1匹を確実に獲る為に選択したタックルは、
ロードランナー ストラクチャー ST-630MLS-ULFt "シェイキングリズム"と
ジャストフィッシュシリーズの2-1/2"コンポジットツインをセットした自作スモラバ。
これでランガンしていきます。
そしてついに、テトラが組んである護岸帯のこぼれテトラにて待望のバイト!
最初はティップがわずかに入るだけのロッドからシグナルに、
しっかり食い込ませるためにスイ-プに大きく巻き合わせを入れます。
ここでただ軟らかいだけのロッドであればアワセが効かずに針が刺さりませんが、
シィキングリズムはバットパワーがミディアムライト!
しっかりフッキングできたと確信してファイトに入れました。
2度程強い締め込みがありましたが、ベリーからバットまでのパワーは素晴らしく、
相手に主導権を与えません。
それでいて繊細なソリッドセクションのティップは素直なまでに締め込みに追従して、
反発力でフックアウトすることを防いでくれ、値千金の1匹を確実に獲ることができました!
キャッチした直後は1kgくらいかと思いましたが、検量すると1.6kgと予想外に重く、
重さを錯覚させるほどのロッドパワーを改めて実感しました。
結果的には優勝には届かず、準優勝。
ただ、年間成績を考えれば好スタートを切れたと思いますし、
大きな戦力が自分の中に加わった事を確信しました。
ST-630MLS-ULFtをあと2~3本程欲しいと思うくらい、現在愛していま~す(笑)!