伊藤雄大(ノリーズプロスタッフ Mr.精密機械)
フィールド:栃木県 鬼怒川フィッシングエリア
鬼怒川フィッシングエリアで開かれた、管理釣り場.comエリアトーナメントに参加して来ました。
ここは高速からのアクセスもよく、数釣りはもちろん、
なんと80cmオーバーの超ド級のヤシオマスも狙うことができる、楽しいエリアです。
前日はプラに入りましたが、最初は鱒玄人ルーニー1.5gで
広く表層を探るもなかなか魚の反応を得られず、まさかの苦戦。
そこで、思い切ってZX30でボトムリアクションの釣りに切り替えると、一投目からいきなりヒット!
当日朝、この時期にしては珍しく霜が降りるほどの冷え込みだったことから、
魚がボトムに溜まっていたようです。
そうと分かれば、こちらのもの。
鱒玄人ルーニー2.2gのボトムトレースや、ディープクランクのスロー引きでヒットが連発。
暖かくなる昼前後からは魚も浮き、全レンジで反応が得られるようになることも分かりました。
そして試合当日、朝イチは前日放流の魚を狙い、重めのスプーンでスタート。
スパイクアロー60のトルクを活かし、30cm前後のやや大きめの放流魚を
スピーディに寄せてスタートダッシュに成功。
その後、活性が一段落した魚にはアンビシャス61L(プロトタイプ)に
エステルライン1.4lbを組んだタックルで、
鱒玄人ルーニー1.5g(050:シラユキ)を遠投し、絡め取って行きました。
(写真は鱒玄人ウィーパー)
放流魚をひとしきり釣った後は、スパイクアロー60でのクランキングと、
デイブレイク61にPEラインを組み合わせたタックルでZX30を遠投し、
沖のボトムの魚をリアクションで拾って行き、結果32匹をキャッチして予選を1位で通過しました。
決勝は放流がないため、予選後半にヒットが連発した浮いた魚に対してのクランキングと、
ZX30でのボトムリアクションを二本の柱として攻めて行く作戦にしました。
前回のNOIKEの試合でもそうでしたが、どのレンジでも反応が得られる魚影の濃いエリアでは、
レンジを散らして攻めて行くことが数を稼ぐのに非常に有効です。
今回はこの作戦がピタリと的中。
表層の釣りやすい魚をクランクでスピーディに拾い、
反応が遠のいた時にはすかさずZX30でボトムを狙って手堅くキャッチ。
ボトム用プロトタイプロッドの超高感度が、集中力を切らすことなく
攻め続けることを可能にしてくれました。
結果12本を釣り上げ、同匹数だった選手との優勝決定サドンデスへ。
優勝決定サドンデスは、この日使われていなかった場所を使用して行なわれました。
開始直前、水面には多数の魚影が見て取れました。
2匹早掛けによって勝敗が決まるルールのため、私は表層クランキングで攻めることにしました。
開始一投目で1匹目のキャッチに成功。
その後、数分も経たない内に勝負を決する2匹目がヒットしたものの、
焦りから痛恨のランディングミス!
しかし、魚の反応は得られていたため、深呼吸してキャストすると、すぐにヒット。
今度は冷静にランディングまで持ち込み、優勝する事ができました。
状況に応じたロッドのセレクトが、管理釣り場.comエリアトーナメントの
今季2勝目に繋がったと思います。
3連覇目指し、今後も頑張って行きたいと思います。
<タックルテータ 放流魚、クランク用>
ロッド:スパイクアロー60
ライン:ナイロン3lb.
<タックルテータ 鱒玄人ルーニー、同ウィーパー等の繊細な巻き用>
ロッド:アンビシャス61(プロトタイプ)
ライン:エステル1.4lb.
<タックルテータ ZX30用>
ロッド:6'1"ボトム用プロトタイプロッド
ライン:PE0.2号+リーダーフロロ3lb.