フィールド:滋賀県 琵琶湖
先日、久々に琵琶湖に行って来ました。
ところが、この日は南西からの爆風で沖は大荒れとなり、大苦戦。
この時期に本命となるようなボディウォーターのウィードでは
6.5"シュリルピン(155:ウォーターメロン/ブルーパールバック)のネコリグで
何とかグッドサイズを1本拾いましたが、それ以降は全くと言っていいほど反応がありません。
そこで思い切って作戦を変え、エリアを比較的風の当たらない
西側ワンドの岸寄りのインサイドウィードに大きく変更。
そこは水面下数十cmまで伸びるじゅうたん状のウィードエリアでした。
スローなこの日の状況の中で、このウィードの上を効率的に攻めるために選んだリグは、
フィッシュリーグの「絡み止めスイッチシンカー」を用いた
4"パワーバランスのスプリットショットリグ。
カラーは2013ニューカラーで、荻野隊長スペシャルカラーの
363:アダルトテナガ(上記写真、下)をチョイス。
これでドラッギング気味に流すと、いきなりビッグバイトがあり53cmをキャッチ!
この後もエリアを1回流すと最低1バイトはあるような感じでコンスタントにバイトが得られ、
同じく荻野隊長カラーの351:バンドウカワエビ(上記写真、上)とのローテーションをすることで
ナイスサイズ混じりのゲームがまずまず楽しめました。
こうして見失いかけていたこの日のゲームを何とか取り戻すことができたのでした。
さて、この絡み止めスイッチシンカーを使ったスプリットショットリグについて、
数年前にも一度ご紹介させていただいたことがあるのですが、
改めて説明させていただきたいと思います。
このシンカーは元々へら鮒釣り用に作られたものですが、
スプリットショットをやるのにとっても便利かつ有効なんです。
簡単に言いますと、いい点は以下の4点です。
1.形状が棒状のため、弾状のシンカーに比べウィードの上に乗せやすい。
そのため激しいウィードエリアでもリグにウィードが絡み付きにくく、
「藻ダルマ」になることがほとんどない。
2.ラインを傷付けずにセットできる。
3.ラインを切らずにワンタッチでウェイトを変更できる。
4.ラインを切らずにリーダーの長さを自在に調整できる。
特に1.の効果は特筆モノで、とにかくウィードトラブルが少ないのでしっかりと誘い続け、
リズムよく釣り続けることが出来ます。
スプリットショットリグといいますと、最近はネコリグやダウンショットリグに押され、
過去のリグのイメージがあり、あまりやらない人の方が多いのではないかと思います。
ですが、スローな状況下で広いウィードエリアを横に探るにはとっても理に叶ったリグですので、
見直してみていただければと思います。
一方パワーバランスはジグヘッドやラバージグトレーラーとして使用するのが一般的でしょうが、
このワームは扁平ボディー+左右にあるサイドウィングと呼ばれるフィンが全体で水を受け、
ノーシンカーやスプリットショットでとてもキレイな水平姿勢をとって漂わせることができます。
「水に乗る」、「ウィードに乗る」と言う感じでしょうか。
そしてスプリットショットで横に引いた時も水平状態が崩れない+適度なダートを発するので、
上手に魚を誘ってくれるんですね。
またフックスリットがあるので、オフセットフックでもフッキングがよく、
ロングキャストして自分とルアーとの間に距離があっても
アワセでスッポ抜けるようなことが少ないこともメリットです。
と言うことで、とっても効果がありますので、
皆さんもこの絡み止めスイッチシンカーを用いたパワーバランスのスプリットショットリグを
ぜひ試してみていただければと思います。
そしてパワーバランスは多彩なリグ、使い方のできる優れたワームですので、
皆さんそれぞれの使い方をぜひ見つけていただければと思います。
<タックルデータ 1>
ロッド:ロードランナー ヴォイス 680LS
ライン:フロロ8lb.
リグ:絡み止めスイッチシンカー(当日は2gを使用)+オフセットフック1/0
ワーム:4"パワーバランス(351、363)
<タックルデータ 2
ロッド:ロードランナー ストラクチャー ST650M
ライン:フロロ9lb.
リグ:1/16oz.ネコリグ
ワーム:6.5"シュリルピン(155)