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ジャストフィッシュ&エコギア アクアで三重チャプターノリーズcup準優勝

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渋谷 直隆
渋谷直隆(ノリーズプロスタッフ リザーバーマイスター)
フィールド:三重県 青蓮寺ダム

先日、青蓮寺ダムで開催されたNBC三重チャプター第2戦、
ノリーズcupで2位に入ることができましたのでレポートします。

bass1_130826.jpg

今大会は本来6月に開催される予定だったのですが、
水不足のためダムが大減水となって延期となっており、今回ようやく開催できる運びとなりました。
ただ、今回もかなりの減水の中でのトーナメントとなりました。

状況としては、減水と流入量不足で夏の定番であるバックウォーターがなくなっているため、
魚は最上流ひとつ手前の安定した水深のエリアに集中しており、
放水でカレントがあるためかキーパーサイズであれば比較的イージーにキャッチできる状態でした。

しかし、釣っても釣っても300g以下のサイズばかりのため、
いかに狙ってキッカーを獲るかがキーであり、
優勝予想ウエイトは3匹で2kg前後、1.5kgでお立ち台と読んでいました。

当日は2本ある川筋のうち、最も魚が凝縮されている支流筋上流部エリアへ直行。
チャンネルフラットにクルーズする魚を2" F-シュリルピン(004:ウォーターメロンブラックFlk.)のダウンショットリグで狙い、速攻リミットメイク&数回の入れ換えをしました。



ちなみにここでは数十メートル四方の狭いエリアに10艇近いボートが密集していましたが、
コンスタントにバイトが続いているのは私とあと一人の選手だけでした。
そのあと一人の選手は最終的に4位に入賞されていましたが、
この日は全ての魚を3-1/4" F-ラッテリー ナタテールでキャッチしたとおっしゃっており、
ジャストフィッシュシリーズの強さが際立つ朝の支流筋エリアとなったのでした。

3-1/2

 

そしてこれ以上ここで粘ってもウエイトアップは図れない、
というところまでウエイトを高めた後に移動。
支流筋の主だったところを叩いて行き、
下流エリアのピンスポットでやはり2" F-シュリルピン(043:ライトグリーンパンプキン)で
600gほどのナイスキーパーを拾いました。



その後は大きく移動して、今度は本流筋の最上流部エリアへ。
こちらはさらにプレッシャーが高く難しいエリアですが、
キッカーとなるキロフィッシュが狙えます。

私の狙いはみんなが密集している安定水深エリアではなく、
減水で水深1m前後となった最上流部のクリアウォーターチャンネルフラットでした。
最初、シャロークランクで入りましたが、クリア過ぎるためか反応がありません。
これは潜らせずに水面に引っ張ってあげた方が反応させられるのではないかと考えました。

そこで私がチョイスしたのはプレッシャーを考慮しての弱めのトップ、
ザグスティックペンシル(153:リフレクトアユ)。

153 リフレクトアユ

これが当たって次々とヒットします。
激しく水面が割れ、複数匹でルアーを取り合うようなすごい反応が何度も起こりました。
ライトリグでお地蔵さんになっている人たちを尻目に、
トーナメント中であることを忘れるようなエキサイティングなヒットシーンの連続となりました。

ロッドはロードランナー ヴォイス HB640LS-SGtを使用していたので、
小さいサイズでもうまく吸い込んでくれ、ほんとんどバラさずキャッチできました。

ところが、10匹近くのキーパーをキャッチしながら、入れ換えサイズは1匹もきません。
しかし、コレをやりながら私には別の目的がありました。
広く探っているうちにどこかで遭遇するキッカーフィッシュをサイトで狙うというものです。
この日も天才級のビッグフィッシュたちに挑んではフラれて戻って来る選手たちが続出しており、
とても難しい状況でしたが、とあるサンドバー上でステイするキロアップを発見。

こちらの気配に気付かれないように気を付けながら3-1/4"F-ラッテリー ナタテールの
ワッキーノーシンカーを魚から遠いところに着水させます。
カラーはクリアウォーターで最も水になじみ溶け込む362:ワカサギスモーク。



ロッドを立てて水面でごくごく微妙な波紋を出しながら引いて来ると、
ヤツの視線がルアーの方を向きました。
そこでストップしてスローフォール。
魚がルアーに向かいますが、あまりヤル気のある近づき方ではなかったため、
ムリかなと思ったのですが、ヤツはゆっくりとルアーに近づいてナタテールを吸い込みました。

すかさずフッキング!
とても浅いため、魚は横へ横へと走って激ファイトとなりましたが、最後は無事ランディング!!
これでお立ち台は確実としました。

この後もお立ちの真ん中を目指し、少しでもウエイトアップするため、次の駒を繰り出します。
次の手は7gのラバージグ。
これでチャンネル上に沈んでいるちょっとした倒木や木の枝の周りを
スイム&フォールさせながら丁寧に撃って行きました。
トレーラーは、トーナメント後半の時間帯はショートバイトが多くなることを考慮に入れての
エコギア アクア ミルフル3"(A06:ナチュラルグリーンパンプキンブラックFlk.)です。

A06 ナチュラルグリーンパンプキン ブラックFlk.

すると、超強烈バイトがあって一瞬にしてラインを切られましたが、これは巨ゴイでした。
さすがエコギア アクア、味と匂いで何でも食わせちゃいますね(笑)。
そしてその後に待望のちょっとマシなサイズが来て、
最小だった290gキーパーをこの日の状況下では貴重な350gに入れ換えることができ、
フィニッシュとなったのでした。

bass2_130826.jpg

帰着してウエイインすると、ウエイトは目標の2kgには少し満たない1,970g。
2,200gを出した選手がいたため残念ながら優勝はなりませんでした。
また3位とは20gしか差がなく、最後にライブウェルに入れたエコギア アクアの魚が
私の順位を1つ上げてくれたことを知りました。
やはり最後の最後までウエイトアップのためにできることをするというのは大事ですね。
そして順位はともかく、素晴らしいタックルのおかげで
冷静にプラン通りのゲームをミスなく展開することができたことに、とても満足感がありました。

また、ノリーズcupという舞台で、私自身も開発に関わってきた
3-14" F-ラッテリー ナタテールでキッカーを獲っていいスコアが出せたことも嬉しく思いました。
こうして、やっぱりジャストフィッシュシリーズ&エコギア アクアは
素晴らしいポテンシャルを持っていると再認識する試合となったのでした。

次は優勝できるように頑張りたいと思います。

今の青蓮寺ダムは減水でボートを降ろすのが厳しい
(カートップは可、トレーラーはランチング不可)ですが、
出ればけっこう楽しめる状況ですので、
お近くの方々は暑さと減水に負けずに挑んでみてくださいね。

<タックルデータ 1>
ロッド:ロードランナー ストラクチャー ST630MLS-ULFt
ライン:フロロ3.5lb.
リグ:2.7gダウンショット+2" F-シュリルピン(004、043)

<タックルデータ 2>
ロッド:ロードランナー ヴォイス 630LS
ライン:フロロ4.5lb.
リグ:ノーシンカーワッキー+3-1/4" F-ラッテリー ナタテール(362)

<タックルデータ 3>
ロッド:ロードランナー ヴォイス HB640LS-SGt
ライン:フロロ4lb.
ルアー:ザグスティックペンシル(153)

<タックルデータ 4>
ロッド:ロードランナー ヴォイス 680MH
ライン:フロロ12lb.
リグ:7gFecoラバージグ+エコギア アクア ミルフル3"(A06)


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