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W.B.S.プロトーナメント最終戦レポート ~クラシックへ向けて~

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麻生 洋樹
麻生洋樹(ノリーズプロスタッフ ストロングスタイルのWBSプロ)
フィールド:茨城県 霞ヶ浦水系

先日行われましたW.B.S.プロトーナメント最終戦をレポートします。

2011年第4戦の終了時点で、年間ランキング7位。トップとの差が850g。
当然AOY(アングラー・オブ・イヤー)取りを狙っていったのですが、
試合前に襲った台風15号により湖のコンディションは当然激変することとなりました。

台風の翌日に入った最終プラクティスで見つけたものは
「浚渫のヘビキャロ」のみというパターンでしたが、出る魚はかなりいいコンディション。
しかし数が出ないことから「試合当日に何かを掴める」ことに期待してプラクティスを終えました。

bass1_111009.jpg

<タックルデータ>
ロッド:ロードランナー ストラクチャー ST700H
ライン:フロロ14lb.
リグ:ヘビキャロ5/8oz. + パラマックス4"(043:ライトグリーンパンプキン)



試合当日。
1日目、プラで見つけた浚渫を軸として、増水したアシへのアプローチによって、
初日を2位で折り返しました。
この時点で年間ランキングの上位陣がコケたため、
自分のランキングは7位→2位まで上がりました。
しかしトップの選手との差は850gと変わらず、
追う立場であることに変わりはありませんでした。

試合2日目は浚渫パターンが不発だったため、増水したアシのパターンで押し通す事になりました。
初日と違い、時折曇りとなるタイミングでクリスタルSを入れるも、ノーバイト。
こんな状況ならばと結びかえたクリスタルS・ボルケーノⅡにナイスバイト!
リミットメイクを完了させるキッカーフィッシュとなりました。

VOLCANO II

その後2回ほどの入れ替えを行い、運命のウエイインを迎えました。
5本のウエイトは3,980g。
正直大逆転は難しいウエイトでしたが、終わってみなければわからないのがトーナメント!
という期待を数パーセント残しましたが...。

結果、残念ながら届かず、2011年のランキングは2位。
最終戦は3位でフィニッシュとなりました。

bass2_111009.jpg(写真提供:W.B.S.)

今回のキーは増水。普段はよくない浅いアシがキーポイントとなりました。
そのアシ際をテキサスリグでとても丁寧に撃っていきました。
この時の使用ワームは4"コンポジットツインでした。

COMPOSITE TWIN

バイトに関しては非常に小さく出るため、ロードランナー ストラクチャー ST6100MHを使用。
このロッドの軽さ、感度、レングス、パワーでなければ、
今回のシチュエーションのバスを取りきれなかったと実感しました。
今シーズン、ST6100MHは本当に活躍してくれた、僕の中での今期のMVPロッドです。

残るは今シーズンを締めくくるW.B.S.クラシック。
結果を残せるよう、全力で望みたいと思います。


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