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渋谷直隆(ノリーズプロスタッフ リザーバーマイスター)
フィールド:三重県 県内の野池
秋も随分深まり、何人かのプロスタッフの皆さんが最近レポートしておられるように、
年間でスピナーベイトが最も活躍する季節になっています。
そこで今回私からは、陸っぱりに効くスピナーベイティングということで
レポートさせていただきたいと思います。
秋になると魚が広い範囲に散りますが、これから晩秋にかけての寒くなる時期は、
徐々にシャローから魚の姿が消え始め、深い場所へと動いて行く季節になります。
陸っぱりでは遠投が利いて広く探れるルアーが必要になる時期ではないかと思います。
そこでオススメなのが、
ウインドレンジと、
ウインドレンジTWです。 |
ブレードがあったりスカートがあったりで、投げる時の空気抵抗になるパーツが多く付いていて、
意外に遠くまで飛ばないんですよね。
ところがこのウインドレンジは全体がコンパクトにまとめあげられており、
ブレード小さめ、スカート薄めで、投げる時に空気の抵抗をほとんど受けません。
試しに、例えば同じ3/8oz.で各種スピナーベイトを投げ比べてみてください。
ウインドレンジのあまりにもスムーズなキャストフィーリングと実際の飛距離に驚くことでしょう。
特にウィードフラット系のフィールドでは、一般的にクランクベイトでは遠くに投げようと思うと
たいてい大きなクランク=深く潜るクランクになってしまい、
陸っぱりからではウィードを拾ってしまってスムーズに攻略できないようなケースが出ますが、
ウインドレンジシリーズではそんな心配もなく、
好きなレンジをスムーズに攻め切ることができ、とても大きなメリットになります。
私は単純にウィローリーフ好きなので、どちらかと言うとウインドレンジTWを多用していますが、
ブレードのバイブレーションはノーマルのウインドレンジの方が強いので、
この辺はお好みでチョイスしてもらっていいかと思います。
また、秋は風の強い日も多いですが、ウインドレンジシリーズなら
ほとんどその影響を受けずにスムーズに飛んで行きますので、そういう意味でもオススメです。
陸っぱり派の皆さんには、この時期の陸っぱりの強い味方、
風を切り裂くウインドレンジ&ウインドレンジTWをぜひ試してみていただければと思います。
そしてそして、ウインドレンジの後にフラチャット+フラバグを入れるのが
私の2013年秋の鉄板ローテーションとなっています。
フラチャットにすることでスピナーベイトよりも力が落とせるのと、
トレーラーのフラバグの扁平ボディーがよく水を受けてくれるため、
沈み込むことがなくスピナーベイトよりもかなりゆっくり引けます。
これにより、ウインドレンジに反応し切れなかった魚も拾えてしまいます。
このように、ウインドレンジ、ウインドレンジTW、フラチャットという
3アイテムのローテーションで、最近はとっても秋らしい巻きのゲームを楽しんでいます。
ぜひ参考にしていただき、皆さんも晩秋のスピナーベイト&チャターゲームを
楽しんでいただければと思います。
<タックル>
ロッド:ロードランナー ヴォイス HB680M(普通のキャスト動作ができるフィールド向き)
ロードランナー ヴォイス HB630M(大きなキャスト動作がしにくいフィールド向き)
ライン:ナイロン14lb.(飛距離重視で、あえて低伸長性のナイロンを使用)
ルアー:ウインドレンジ or ウインドレンジTW(3/8oz.、1/2oz.)
(749:ライブワカサギ)
(733:マディーインパクト)
(クリアウォーターでは749、マッディでは2013NEWカラーの733を気に入って使用しています。)
フラチャット(7g、10g)+フラバグ
(HC06:シルバーシャッド)
(HC03:グリパンバーサタイル)
(178:シュリンプ)
(004:ウォーターメロンブラックFlk.) |