伊藤雄大(ノリーズプロスタッフ Mr.精密機械)
フィールド:長野県 ハーブの里フィッシングエリア
管理釣り場.comエリアトーナメントに参加してきました。
今回の会場となるハーブの里フィッシングエリアは、長野道安曇野ICから15分とアクセス良好。
豊富な湧水で水質は常にジンクリア、そして綺麗なトラウトが数釣れる人気エリアです。
相性抜群の好きなエリアで、楽しみにしていた試合です。
今回は前日の営業終了後に放流があり、試合途中の放流はないとのこと。
こういった形式の試合の場合、高活性の魚を取りこぼしなく釣っていくことに加え、
プレッシャーにより段々とタフになっていく状況へのアジャストが勝敗を左右します。
私は決勝も視野に入れたパターンの構築を目指し、予選後半組を選択しました。
まずは前半組の釣りを観察すると、放流魚の爆釣タイムが一段落した後は
クランクとボトムの釣りで数を重ねる選手が目立ちました。
ニジマスに加えて、ブラウントラウトも良く釣れているようです。
そこで私が組んだ作戦はトラウトZX4.9gでのボトム攻略。
(019:ブラウンクリケット)
(062:ミラーボール)
新たに加わった4.9gは、その重さから遠投用と思われる方も多いと思いますが、
使い方はそれだけではありません。
実はその重量を活かしたハイスピードフォールによって生まれる
強烈なリアクション効果が、このルアーの最大の魅力なのです。
ボトム付近に定位しやすいブラウントラウトや、
イワナ系の魚が多く放流されているケースでは特に有効で、
この日もニジマスに混ざって多くのブラウントラウトが反応してきました。
ロッドは間もなく発売のボトム専用ロッド、デイブレイクDB61H(プロト)。
PEラインとの組み合わせにより、ルアーをイメージ通りに緻密に動かし、
より多くのバイトを演出することが可能になります。
予選はほぼこのパターンで押し切り、トップで通過することができました。
決勝トーナメントは予選を通過した24名が参加。
4名から2名勝ち上がりの準々決勝、準決勝を行い、勝ち残った6名で決勝戦が行われます。
準々決勝は気温、水温の上昇と共に魚が浮き始めたタイミングでスタートしました。
予選で有効だったトラウトZXに加え、スパイクアロー62Lとナイロン3lb.を
組み合わせたタックルによるクランクでの中層攻略もパターンに加え、勝ち抜けに成功。
準決勝では、魚のヒットレンジはさらに上がり、表層付近の反応が良くなってきました。
メインパターンをクランクでの表層攻略に切り替え、何とか決勝に駒を進めました。
決勝に残った6名は近年のランキング上位者揃いで、一瞬たりとも気を抜けない試合となりました。
私は準決勝で魚が上ずっていることを確信したので、クランクの表層引きを押し通す作戦を選択。
試合開始直後より魚の反応が得られ、1匹1匹と着実に匹数を積み重ねていきます。
しかし、他の選手も着実に釣っており、勝負は完全なシーソーゲームに。
自分のパターンとタックルを信じ、夢中で30分を戦い抜きました。
集計の結果、三位が7本、二位が8本、そして私が9本で、
僅差ながら何とか優勝する事が出来ました。
素晴らしいメンバーの中で結果を出せたことを誇りに思います。
まだまだ年間シリーズは続きます。今年も完全優勝を狙って、また頑張ります。
<タックルデータ トラウトZX 4.9g用>
ロッド:デイブレイクDB61H(プロト)
ライン:PE0.175号 リーダー:フロロ4lb.
<タックルデータ クランク用>
ロッド:スパイクアロー62L
ライン:ナイロン3lb.
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発売直前!デイブレイクDB61Hでエリアトーナメント今期3勝目!
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