香取潤一(ノリーズプロスタッフ Mr.ロールキャスト)
フィールド:茨城県 霞ヶ浦
こんにちは、香取です。梅雨も明け、夏本番になりましたね。
さて、報告が遅くなってしまいましたが、
W.B.S.スーパースリーデイズのレポートをまとめてみました。
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大会前日の前プラでは、霞ヶ浦本湖の
古渡、西浦、東浦、園部川、梶無川、麻生、玉造方面をざっと見て回った。
この日の天気は、晴れでとても暑い日だった。
バスは2匹しか確認できなかったが、全てシェード絡み。
それがアシ、杭などのシェード側にポジションを取っていることだけは何となく把握できた。
ただ、増水後の平水に戻りつつある状況だったので、
パートナーのノリーズプロスタッフ吉田裕樹さんには、「朝イチは地味にキーパー狙いに行きます」
「ある程度バスがキャッチできたら移動して勝負しに行きます」と伝えておいた。
大会中の3日間、キーパー場のエリアは北利根。
リグは3"リングマックス バスのダウンショットリグで、確実にキーパーをキャッチする作戦。
使い方はハードボトムでズル引き。
吉田さんはエスケープツインのチェリーリグで、私よりもひと回り大きいバス狙い。
(351:バンドウカワエビ)
W.B.S.提供
1日目は、朝イチからキロフィッシュを2匹キャッチして、幸先の良いスタート。
その後もエリアを変えてキーパーを2匹キャッチ。
あと1匹は何とかあるだろうと、バスを探す旅へと外浪逆浦(そとなさかうら)に移動。
途中、取材中の田辺さんに会いましたが、試合中だったのでクラクションを鳴らし、手を振って挨拶。
さて、今回の本命パターン、チビエビガエルとフリップドムで探っていく。
この日は晴れていたので、シェードを意識して攻めていく。
すると、吉田さんが「香取さん、デカイの来ました!」
「キャットじゃないの?」とか言っていると、
吉田さんが「香取さん、バスです、デカイです!キャッチしてください!」
無事ハンドランディングして、2人でガッチリ握手。
杭のシェードから釣れたこのビッグバスが全てを確信に変えてくれた。
前プラでシェードが良かったので、「晴れたらサマーパターンを意識して釣っていく」
と吉田さんには告げていたとおり、まさにガッチリ正解が出た瞬間だった。
その後は常陸利根まで下り、アシ、水門、杭など、
ありとあらゆるストラクチャーのシェードを狙って、入れ替えを行っていた。
事件は、帰着途中によった妙岐のアシで起こった。
私がキャストしたチビエビガエルに、着水と同時にビッグバイト!
ルアーが消えてラインが走っているのを確認して、思いっきりフッキングしたところ、
PEライン3号がまさかのラインブレイク...。
ちょっとした傷が入っていたのだろうか?
完全に私のミスで、バスに申し訳ないことをした気持ちでいっぱい。
がっかりした気持ちで帰着。
ウエイインすると、6,450gで初日トップウェイト。
吉田さんが釣ったスーパービッグフィッシュの2,030gが効いた。
W.B.S.提供
2日目も北利根に直行したものの、昨日とは打って変わって厳しい展開。
2匹キャッチしたところでエリアを見切り、今日もバスを探す旅に北浦へ移動。
ここから吉田劇場が始まった。
1ヵ所1匹ずつ、確実にエスケープツインで釣っていく。
合言葉は、「エスケープツインが喜んでいる!」
2匹のバスを吉田さんに釣ってもらって、外浪逆浦に移動。
私はチビエビガエル、吉田さんはボルケーノグリッパーで攻める。
フロッグに反応するものの、なかなかバイトしない状況を、
バズで吉田さんが拾って釣っていく作戦が当たり、
リミットメイク&入れ替え成功と、ボルケーノグリッパーが大活躍。
2日目のウエイトは3,670g。
前日よりウエイトが落ちたものの、2日間で10kgを超えたのは私たちのチームのみ。
何とか1位をキープして最終日を迎えることになった。
(後編に続く)
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カスミが燃えた3日間!W.B.S.スーパースリーデイズ熱闘録(前編)
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