石川晴彦(ノリーズプロスタッフ 四国のバーサタイルトーナメンター)
フィールド:愛媛県 野村ダム
皆さんこんにちは。
先日行われましたチャプター愛媛開幕戦「ノリーズエコギアカップ」で
入賞することが出来ましたので、レポートしたいと思います。
今回のチャプター愛媛開幕戦は例年通り、
愛媛随一のメジャーフィールド、野村ダムを舞台に開催されました。
所用で前日プラには入れなかったのですが、
前日から当日にかけて降った暖かめの雨と満水という状況から、
本流上流が爆発するのではないかと思い、当日は朝一から最上流を目指しました。
しかし、フライト順は22番とよくなかったため、
先行する選手の動きを見ながら空いているストレッチに入り、
ミノーをメインに魚を探す感じで流し始めました。
その結果、朝の早い時間帯にレイダウンミノーディープ ジャストワカサギのただ巻きで1本と、
タダマキ112のジャークで1本獲る事ができました。
(BR-219:リフレクトワカサギ)
(241:パールアユオレンジベリー)
これでなんとなく雰囲気は掴めたように思ったのですが、そこは気難しい早春のリザーバー。
そこからのバイトが遠かった...。
最上流エリアをシェアして攻める選手は私を含めて4人。
その内の2人が、いいサイズの魚を獲ったりバラシたりするのを見たので、
魚はいるはずなのですが、何をしても何も起こらない時間が続きました。
しびれを切らした私は中流まで下り、カバーなどを撃ってみましたが、ノーバイト。
また、上流に比べてクリアな水質の中流エリアは「何かが違う」と思えました。
そこで、残りの1時間は上流で勝負する覚悟を決めてボートを上流に走らせました。
数時間ぶりに戻った最上流エリア。
そこにいる選手の顔ぶれも替わっていましたが、
状況自体も大きく変わっていることに気が付きました。
変わっていたのは、水の流入量と濁り。
川の上の方の水門でも開いたのでしょうか、
朝イチと比べるとかなり濁った水がかなりの水量になって流れてきていました。
それによりカレントも強くなっていて、
濁り自体は今までの経験上、釣れると思える濁りだったため、
期待しながらロードランナーヴォイスHB640MLを手に取りました。
ルアーはもちろん、最近絶好調なタダマキ112!
このHB640MLというロッド、「レイダウンミノー110スペシャル」と
説明テキストにあるとおり、本当にそんな感じです。
タダマキ112を気持ちよくキャストできて、意のままに操れますし、
魚もしっかりとのせてくれるのです。
そんな状況の中、朝イチに釣れたちょっとした変化のある護岸を下りながら、
早めのただ巻きでタダマキ112を流していきます。
すると、いきなり「ドーン!」とロッドが絞られる!
絞られるものの、主導権はもちろんコッチにあるので、
「HB640ML、いい感じだな」と思いながら魚とのやり取りを楽しみます。
これがナイスコンディションなキロアップ!
終了15分前にリミットメイク!
しかも、ルアーを横喰いしているって事は、今の状況に合っているという事。
「タダマキ気持ち良い~!」などと思いながら、残り時間もキャストを繰り返します。
...すると5分後、また「ドーン!」ときて、またまたHB640MLが絞られる!
この魚もキロクラスのナイスコンディションで、終了10分前に入れ替え!!
「う~ん、たまらん!」魚とのやりとりがこれほど気持ちいいロッドを、私は他に知りません。
「ロードランナー最高!タダマキも最高~!」
そして検量。
ウエイトはラスト30分のタダマキ112のただ巻きのお陰で2,832g。
なんとか5位で表彰台に滑り込むことが出来ました。
やっぱり諦めなければ何かが起こりますね!
これだから、トーナメントはやめられませんな。
<タックルデータ 1>
ロッド:ロードランナー ヴォイス HB640ML
ライン:フロロ12lb
ルアー:タダマキ112(241:パールアユオレンジベリー)
<タックルデータ 2>
ロッド:ロードランナー ヴォイス HV610LS
ライン:フロロ4lb.
ルアー:レイダウンミノーディープ ジャストワカサギ(BR-219:リフレクトワカサギ)
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終了間際の爆発!HB640MLとタダマキ112がもたらしてくれた入賞
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