渋谷直隆(ノリーズプロスタッフ リザーバーマイスター)
梅雨が明け、夏本番!
ということで、いよいよトップウォーターゲームの楽しい季節がやって来ました。
ノリーズのトップウォータールアーには様々なタイプがラインナップされていますが、
中でも私が気に入っているものの一つにビハドウ80と110があります。
そのうちの80サイズの方は、今期からテールフックがフェザーフックに変更となりました。
これにより80という小さめのサイズであってもアピールする力が上がり、
また魚を追わせた時には喰わせられる確率が確実に上がったと感じています。
そして、これは私の思い込み的な部分も大きいのかも知れませんが、
フェザーがあることで従来よりも若干ですが、
引いている時に水を掴んでいる感覚が増した気がします。
そのことで引き心地が良くなり、よりゆっくり引きやすくなったように感じます。
さらには速めのスピードで引いていて途中でストップを入れたときにはフェザーが抵抗になって、
惰性で進んでしまうことなく、ほぼその場で「ピタッ」と止まるようになったと感じています。
元々ビハドウはストップの瞬間にラインスラックを与えるとルアーが軽く横を向きますが、
その時にもフェザーがプラスαで魚を誘ってくれるようになりました。
このへんは感覚的なところも大きく、ほんの僅かで微妙な違いなのかも知れませんが、
ビハドウ大好きの私にはとっても大きなアップグレードとなっています。
また、ビハドウは基本的な使い方はただ巻きでOKですが、私はここぞというスポットでは止めて、
1ヶ所で軽くジャークしてシュボッと音を出してまた止めて、ということも時々やるのですが、
この時にもフェザーの抵抗でこれまでより移動距離がやや少なくなり、
ピンスポットで細かく誘えるようになったような気がします。
このように、フェザーフック一つでさまざまなメリットが増えた形となっていますので、
ぜひ皆さんもお試しいただければと思います。
カラーは朝夕や雨天といったローライト時は
シルエットがハッキリ出て魚に気付かせやすいペイント系のカラーがオススメで、
私は今期のニューカラーである256:ナチュラルアスーと257:グリーンアスーが
何だかとっても気に入っています。
そして昼間のハイライト時は、特に私のよく行くフィールドはクリアウォーターが多いため、
148:リフレクトクリアや229CH:クリアホロピンクミノーのようなスケルトン系のカラーを使用。
ルアー本体が引き波の中に隠れて、魚からシルエットがはっきり分かりにくくなる効果により
見切られにくくなるためオススメです。
もし「トップで釣りたいけれどもなかなか釣れない」「動かすのが難しい」と思う方がいれば、
ぜひトップ入門編としてビハドウをチョイスし、
難しく考えずひたすらゆっくりとただ巻いてみてください。
これだと初心者の方をはじめ、奥さま、彼女といった女性にも簡単なので、
私自身もこの季節にビギナーの方を連れて行くことになった際の先発ルアーで、
なおかつ釣ってもらえる確率の高いルアーになっています。
ということでこの夏、ぜひビハドウを信じて投げ続けていただければと思います。
きっと誰にでも楽しいトップウォーターゲームが成立させられると思いますよ!
<タックルデータ>
ロッド:中近距離キャストメインの場合...ロードランナー ヴォイス HB560L
比較的ロングキャストで広範囲をカバーする場合...ロードランナー ヴォイス HB680L
ライン:ナイロン12~14lb.
ルアー:ビハドウ80、110