石川晴彦(ノリーズプロスタッフ 四国のバーサタイルトーナメンター)
フィールド:広島県 弥栄ダム
先日弥栄ダムで開催されたNBC中国四国ブロックチャンピオンシップで4位入賞できました。
私にとっては約5年振りとなる弥栄ダムは、立ち木の多いリザーバーで、全域エレキのみの湖。
スタート地点は湖のほぼ中央で、大きく分けて本流筋、支流筋、下流域の
3つのエリアからなるリザーバーです。
事前情報では本流バックウォーター付近に2kg超のビッグフィッシュが複数尾視認でき、
全域で300~400gの魚なら飽きるほど釣れるとのことでしたが、
前日プラに入ってみると事前情報のようなことはなく、
ターンオーバーの進行とオフリミットなしだったことによるハイプレッシャーのせいか、
アベレージでリミットを揃えるのも難しいような状況でした。
しかし私は、新発売の「6.5" F-シュリルピン」を使用。
(346:ライトグリーンパンプキン ブルーFlk.スパイス)
ボディとテールで異なる比重と硬さのマテリアルを結合させる「ハイブリッドスイム構造」を採用し、
単一素材では出せない、高アピール波動と喰わせの微波動を両立したソフトベイトです。
想像通りのエリアとレンジで1,500gオーバーの魚を触ることができ、
「この釣りがハマれば、いい所までいけるんじゃないかな」という感触で前日プラを終えました。
ところが試合当日は朝から本気モードにもかかわらず、本当に釣れませんでした。
キーパー取りに温存していたはずのディープでは何も起こらないような状況。
そこで少し早いとは思ったのですが、ビッグフィッシュパターンを試しに、
前日に1、500gを仕留めた本湖中流の立ち木エリアに向かいました。
この時期、ビッグフィッシュはこの場所のような立ち木エリアの2~3mレンジに、
立ち木にタイトにサスペンドしているのです。
それが分かっていた私は6.5" F-シュリルピンの1/32oz.ネコリグを使い、
立ち木に絡めるようにシェイクしながら立ち木を1本1本丁寧に探りました。
タックルは繊細なティップと強いバットパワーを兼ね備えた
ロードランナー ストラクチャー ST640M-Ft+フロロ10lb.の、いわゆるベイトフィネス。
このタックルなら立ち木も怖くありません。
そして、岬の先端部に差し掛かった時、「コンッ!」っと明確なバイト!
しっかり合わせるといい感じの重さ。
何本もの立ち木を越えさせてネットに収まったのは、欲しかったキロフィッシュ!
やはり秋はデカいルアーが効きますね!
発売前から期待していた6.5" F-シュリルピンですが、やっぱりいい仕事してくれました。
この時点で9時半、その後同じようなエリアを回りましたが、
ビッグフィッシュを獲ってからのバイトはなく時間だけが過ぎていき、いつの間にやら12時前。
帰着時間は13時半。
ここで、せっかくのキロフィッシュを活かすため、
キーパー取り優先で立ち木のディープを狙いますが、バイトが遠く、たまに釣れるのはノンキー。
いいサイズらしき魚を掛けたものの、途中で木化け、枝化けばかりです。
残り時間は30分。
焦りはありましたが、私の右手には大好きなロッド、
ロードランナー ストラクチャー ST680MLS-ULFtが握られていましたので、
その感度の良さと操作性の良さから、集中力が最後まで途切れる事がありませんでした。
集中力が続いていると不思議と魚は釣れるものです。
2-1/2"F-コンポジットツインのダウンショットで終了30分前に400gのキーパー捕獲に成功!
こちらもいい仕事してくれました!
(332:ブラウンモカシン)
この勢いでリミットメイク!と思いましたが、
最後の1本をライブウエルに入れることなく競技終了となりました。
「あ~、終わった...」と思いながら表彰式が始まりましたが、
なんと4位で名前が呼ばれてビックリ。
普段はビッグウエイトの出る弥栄ダムですが、今回は私の想像以上にローウエイトな試合となり、
2本合計1,500gでお立ち台に立つことが出来ました。
それにしても、秋のビッグフィッシュには6.5"シュリルピンのような大きいルアーが効きますね。
ありがとう、「6.5" F-シュリルピン」!
<タックルデータ 1>
ロッド:ロードランナー ストラクチャー ST640M-Ft
ライン:フロロ10lb.
リグ:1/32oz.ネコリグ
+6.5"F-シュリルピン(346:ライトグリーンパンプキン ブルーFlk.スパイス)
<タックルデータ 2>
ロッド:ロードランナー ストラクチャー ST680MLS-ULFt
ライン:フロロ4lb.
リグ:1/8oz.ダウンショット+2-1/2" F-コンポジットツイン(332:ブラウンモカシン)
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6.5"F-シュリルピンでNBC中国四国ブロックチャンピオンシップ入賞!
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