渋谷直隆(ノリーズプロスタッフ リザーバーマイスター)
フィールド:三重県 県内の野池
朝晩めっきり寒くなって来ましたが、皆さんいい釣りされてますか?
私は今年の夏以降はボートゲームしかしていなかったのですが、
先日久しぶりに近所の野池に陸っぱりに行って来ました。
晩秋を迎え、陸っぱりからではかなり難しくなって来る時期ですが、
私はこれからの季節がけっこう好きです。
理由は、水温が下がる中でシャローに残るのは力のあるビッグフィッシュのみとなり、
強いパターンでデカい魚だけを狙うゲームが成立させやすくなるためです。
特にオススメはヒシモやハスなどのパッドのあるフィールドで、
パッドが枯れて少なくなって、すき間が空いて来るタイミングがベストです。
夏の間、ちょっと手の出ないようなパッドの濃いスポットにしか居なかった状況から
魚がウロウロと広く移動し始め、パッドの外側にも出て来ます。
パッドがあることでそれなりに暖かいのでしょうか、
浅くても元気な強い魚がストックされていることが多いように思います。
今回はそんな条件下でパッドのエッジや隙間に
スピナーベイトをローテーションしてのゲームとなりました。
まずは強波動のシャローロール3/8oz.でスタート。
シャローロールは私の中で「世界一ゆっくり引けるスピナーベイト」。
水深50cm以下というようなごくごく浅い水深でも底を打つことなく、
きっちりとレンジキープしながらのスローなリトリーブが可能です。
もちろんその状態でもブレードはしっかりと回っていて、
とっても強い波動で遠くの魚も引っ張ることが出来ます。
これがバッチリとハマり、1時間ほどで40up×2本を含む4本をキャッチすることに成功。
特に40up×2本は遠くのパッドのエッジから弾丸のように黒い影が猛ダッシュして来たと思ったら、
迷うことなくシャローロールに向けて一直線でバイト!という
とってもエキサイテキングなヒットシーンを目にすることができました。
シャローロールの強い波動によって遠くの魚でも気付かせることができることを
改めて感じられるシーンでしたよ。
一通り攻めた後は、少し強さを落としノーマルのクリスタルS(3/8oz.)に
ローテーション(と言ってもクリスタルSも十分強いスピナーベイトですヨ)。
カラーは強過ぎない色で行きたかったので、西村プロのスペシャルカラーである
「757:シュリンプイメージ」をチョイス。
このカラーは強過ぎないけれども適度に目立ち、かつ適度に水になじむ感じがして
私の好きなカラーです。
すると、この日最大の45upがパッドの中からいきなり飛び出して来ました。
シャローロールでは出て来なかった魚ですので、
確実にこのローテーションが効いたのだと思います。
さすがクリスタルS & NISHIMURA's Choice !! ですね☆
こうして2時間ほどの短時間でしたが、スピナーベイトのみのローテーションで5本をキャッチし、
うち3本が40~45cmという、楽しいひとときを過ごすことができました。
この日はこれ以上のローテーションをする必要性は感じませんでしたが、
ノリーズのスピナーベイトには他にもディーパーレンジやウィンドレンジといった、
さらに力やレンジを落として使えるアイテムがラインナップされており、
その場の状況に合わせた幅広いスピナーベイトゲームが可能となっています。
(ディーパーレンジ)
(ウィンドレンジ)
ぜひ皆さんも、晩秋の厳しいこの時期こそ、
あえてシャローでの強いゲームにチャレンジしてみてくださいね!
<タックルデータ>
ロッド:ロードランナー ヴォイス HB630M
ライン:ナイロン14lb.
ルアー:クリスタルS(3/8oz. 757:シュリンプイメージ)
シャローロール(3/8oz. 754:ホットストームII (S/G))
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シャローロール&クリスタルSのローテーションで晩秋のシャロー攻略
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