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巻きモノアイテムインプレッション③ショットオーバーシリーズ

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中原 秀樹
中原秀樹(ノリーズプロスタッフ 山中湖マイスター)

(巻きモノアイテムインプレッション②より)

そして最後は「ショットオーバー」シリーズ。

SHOT OVER 2 ショットオーバー2(2.5m前後)、

SHOT OVER 3 ショットオーバー3(3.5m前後)、

SHOT OVER 3 ショットオーバー4(4.5m前後)、

SHOT OVER 3 ショットオーバー5(5.5m前後)。

こんなにきっちりとシステム化され、なおかつ釣れるクランクベイトはノリーズならではですね。

よく「強い、弱い」を気にされる方も多いかもしれませんが、
正直、オーバーシリーズは世界的にみると弱いです。
でも国内メーカー製を見渡してみると、日本のレイク向けに作るルアーって
ロール主体のウォブリングアクションが多く、弱いんですね。
なぜかというと、強すぎると日本では釣れにくいからです。

私はアメリカンルアーも山中湖、琵琶湖等でよく使ってますが、
これらは大きいウォブルアクションの、より水をかき回すクランク。
アメリカンルアーで釣りたいと思い結構投げますが、意外と釣れません。
そこへポッとショットオーバーシリーズに変えてみると、釣れたりするんですね。

弱いといっても、国内のルアーと比べるとどうかというとそうでもなく、
強い部類に入ると思っています。

国内メーカー製でも10数年前に作られ、今なお健在のクランクももちろんありますが、
やっぱりそういうルアーはアクションが強く、釣れにくくなっているのは間違いなく、
実際琵琶湖のガイドでも使っているアングラーはわずかではないかと思います。

そのあたりを考慮すれば、ショットオーバーシリーズはまさに日本のレイクには
うってつけのクランクであり、中層のタダ巻きでも、ボトムのヒラを打たせるクランキングでも
オールマイティーに使用できます。

中層のバスをクランクで釣るのは難しいですよね。
障害物に当てられないので、リアンクションバイトを誘発しにくいからです。
強すぎても食わないし、弱すぎても引っ張ってこられない。
ショットオーバーシリーズはちょうどその中間あたりで、
初心者の方でも投げて巻けば釣れるクランクだと思ってます。

実際に昨年の4月後半に琵琶湖に行きましたが、中層のタダ巻きでよく釣れること釣れること!
今年も4月末頃に予定を立てていますが、
こういう釣りにオーバーシリーズはなくてはならないアイテムですね。

bass2_130405.jpg

さぁ、そろそろ巻きモノシーズンの到来です。
ぜひ従来モデルのロードランナー ヴォイス HB760L、新モデルHB710LLを使って、
そしてショットオーバーシリーズをガンガン投げて、エキサイティングな釣りを楽しんでください。


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