大久保亨一(ノリーズプロスタッフ ストイックヒラメマスター)
フィールド:茨城県 鹿島灘
やはりこの時期なんですね、どう頑張っても鹿島で確実に獲れる頃と言うのは。
長かったです。
昨シーズンからひたすら追い求めた釣果でしたが、
期待したGWは初めて経験すると言っていい寒さで水温の上昇も少なく、
フィールドでは誰一人として釣果を見ることはありませんでした...。
繰り出す房総でも不発続きで、意気消沈。
シーバスや時期的なイシモチすらヒットしてきません。
ロッドテストと唯一付き合ってくれていたのは、エイのスレ掛かりのみで
テストの数日は繰り出す度にエイの地雷に悩まされました。
エイとシューティングサーフ96の対峙はしょうがありません。
なにせボトムを攻めるワーミング&シンキングスタイルには避けては通れない、
クリアーしなければならない課題なのですから。
お陰様で!?フラットフィッシュプログラム シューティングサーフ96のプロトは、
エイのスレ掛かりの引きと重さに耐え、
20kgオーバーを数尾サーフから引き上げることに成功しています。
大した釣果も上げられずに7月を迎えました。
6月末の週末は波浪、高波で釣果もなかったのかアングラーも少なくなっていました。
先日、マヅメにフィールドへ繰り出しましたが、あまりに釣れない日が続いたためか、
いつもなら平日でも5、6人のアングラーは見受けられるのにその日は誰もいませんでした。
しかし日が昇る頃になると、釣友2名が合流して3人で同じポイントを攻めていました。
波浪続きだったフィールドも、昨日からの追い風で穏やかさを取り戻してきました。
今回の潮周りではポイントまで遠浅になってしまい、下げから上げの時合い。
まだ低い潮位の段階でウェーディングをしながら先のヨブへと遠投し続けます。
定番で居付くことの多いヨブポイントをワーミングで粘ると、
「ググッ」と小さなアタリを捉えました。
一呼吸置いて合わせると待望のヒット!
散々エイでその感触を覚えたロッドの特性を存分に発揮して魚に主導権を与えず、
こちらのペースでドンドン寄せていけました。
そしてついに、レギュラーサイズでしたが今年初ワームでのヒラメをゲットできました!
釣れるこの時まで長く感じました...。
弱いアタリでフッキングも弱く、ギリギリのところでのハリ掛かりで危なかったです。
使ったのはリトリーブヘッド20gに5"スプーンテールシャッドのトレーラー。
(ピンクヘッド)
(ST01:シルバーシャッド)
浮力感を感じるスプーンテールシャッドは、
ボトムへの着低もソフトに、リトリーブ感も軽く感じられます。
パワーシャッドとの使い分けの効果はもちろん、選択肢が増えることに楽しみもあります。
その後小さなバイトを同じポイントで捕らえましたが、ヒットに至らずその日は終了。
レギュラーサイズでしたが、久しぶりのワーミングでの釣果に、嬉しいと言うかホッとしました。
<タックルデータ>
ロッド:フラットフィッシュプログラム シューティングサーフ96(プロト)
リール:レバーブレーキ付きスピニング3000番
ライン:PE16lb. ショックリーダー:30lb.
ルアー:リトリーブヘッド20g(ピンクヘッド)
5"スプーンテールシャッド(ST01:シルバーシャッド)