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トラウトプログラムのプロトロッドを使いこなし、今期3勝目!

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伊藤 雄大

 伊藤雄大(ノリーズプロスタッフ Mr.精密機械)
フィールド:長野県 ハーブの里フィッシングエリア

管理釣り場.comエリアトーナメントに参加してきました。
今回の会場となるハーブの里フィッシングエリアは、長野道安曇野ICから15分とアクセス良好。
豊富な湧水で水質は常にジンクリア、そして綺麗なトラウトが数釣れる人気エリアです。
トーナメントも頻繁に開催されており、私も何度も参加してきましたが、
いつも後一歩及ばずの結果に悔しい思いをしてきました。

大会には当日現地入りしました。
今回は前日に放流が行われ、試合途中の放流はなしとのこと。
私は予選後半組を選択し、決勝を見据えてポンドに放流されてから時間の経過した、
いわゆる「地の魚」のパターンをとことん追って、釣り込んでいく作戦にしました。

予選第1ローテは、まずは前半組の選手の釣りを観察。
この釣り場では珍しく、放流魚がポンドの一部に固まっていた様で、
対岸のほぼ全選手が一投目から魚をヒットさせている中、
私たちのグループの釣り座にはあまり放流魚らしき魚が見られませんでした。
その状況を感じ取り、地の魚に狙いをシフトした選手が数を延ばす展開となりました。

そして後半組の釣りがスタート。
私はスパイクアロー60(KR+MGS仕様のプロト)にPEラインのセッティングで、
ボトムクランキングをすることに。
やや速めのリトリーブで、リアクション狙いで攻めていくと、1投目からヒットが連発。

横展開に反応する魚をひとしきり釣ってからは、
デイブレイク61(プロト)にPEラインのセッティングでZX30のリフト&フォールにチェンジし、
次々魚をキャッチし、スタートダッシュに成功。

ゼットエックス30

予選第2、第3ローテはボトムの釣りをする選手が多くなりプレッシャーが増えたことと、
快晴のコンディションで、浮き気味の魚が多く見える様になってきたことを考慮し、
トップウォータープラグでの釣りも交えて、数を延ばしていきました。
予選は2位以下の選手にほぼダブルスコアの差を付け、1位で通過しました。

決勝はトーナメント方式。4人から2人勝ち上がりの試合を二回行い、
勝ち残った6名での決勝戦となります。
準々決勝は予選で使用していない釣り座で行われたため、ボトムクランキングでスタート。
順調に数を重ねていき、途中からボトムミノーのジャークと、
トップウォーターの水面シェイクの釣りで追加し勝ち上がりに成功。

この様な細かいルアー操作のやり易さが、
私が開発中のデイブレイク61に一番求め続けているものです。
ロッドティップの遊びをなくし、先端までキッチリ硬いレギュラーテーパーでデザインすることで、
ルアーに思い通りのアクションを付け、遠方のショートバイトを一瞬でフッキングに持ち込み、
たとえ皮一枚の掛かり所であってもギリギリネットインできる、
そんな高次元のパフォーマンスをこの日も発揮してくれました。

準決勝は予選から使用しているエリアを使用。
ボトムミノーを遠投し、沖の竿抜けポイントから何とか魚を引っ張りだし、勝ち上がりに成功。

そして、いよいよ決勝戦を迎えました。
しかし、私の掴んできたパターンは、これまでのフィッシングプレッシャーによって、
どれも釣果が若干の陰りを見せる展開になってきていました。

私が今獲得しているポイントで年間ポイントランキングを争う視点から考えると、
最低でも準優勝以上の結果を出してポイントを上乗せしなければならないことが解っていたため、
作戦をガラリと変えて勝負に出ることにしました。

タックルはスパイクアロー62L(プロト)にナイロン3lb.を組み、0.4gの超軽量スプーンを使用。
これをラインとルアーの表面張力を利用して水面でコントロールして、
バイトしてきた魚はそのままフッキングしていき、
水面まで出切らない魚に対しては、シェイクしながらルアーを沈め、
魚が興味を持った所でデッドスローリトリーブするフォローをして拾っていきました。

スパイクアロー62Lのレングスを最大限活かした、多彩なリトリーブコースでバイトを誘い、
ほとんどミスなくランディングまで持ち込み、数を伸ばしていきました。

trout2_130705R.jpg

結果は9匹キャッチで、2位の選手に僅か1匹の差を付け、優勝する事が出来ました!!

   trout1_130705R.jpg

これで今期3勝目をマーク。
同トーナメントは、参加した試合の中の上位5試合分の獲得ポイントの合計で
ランキングを算出する有効ポイント制。
この試合の結果、2位以下の選手とかなりの差を付けることができました。
シリーズ三連覇を確実に達成するために、上位5試合5勝での完全優勝を目指して、
また頑張りたいと思います。

<タックルテータ ボトムクランキング用>
ロッド:スパイクアロー60(KR+MGS仕様プロト)
ライン:PE0.2号 リーダー:フロロ3lb.

<タックルテータ ZX30、トップウォータープラグ、ボトムミノー用>
ロッド:デイブレイク61(プロト)
ライン:PE0.2号 リーダー:フロロ3lb.

<タックルテータ 0.4gスプーン用>
ロッド:スパイクアロー62L(プロト)
ライン:ナイロン3lb.


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