渋谷直隆(ノリーズプロスタッフ リザーバーマイスター)
フィールド:三重県 名張市の野池
先日、ウインドレンジTWを持って前回とは違う名張市内の野池に行って来ました。
(749:ライブワカサギ)
今回行ったフィールドは、魚の個体数が極めて少ないけれど、
来ればほとんどが40cmオーバーというフィールド。
こういう魚が薄いフィールドでは、強いルアーでどんどん巻いて魚を引っ張りたいところですが、
ここは全体的にパッドが広がっているためスピナーベイトくらいしか使えず、
しかもパッドポンドの割には水が比較的クリアウォーターであるため、
強過ぎるスピナーベイトでは魚がビビってなかなか思うようにバイトしてくれないという、
結構手を焼いているフィールドです。
実際、春のスポーニング期前後にサイト絡みで喰わせる以外は、いつも返り討ちにあっており、
春以外のシーズンにここでいかに釣るかが以前からのワタシの大きなテーマとなっていました。
そこでウインドレンジTWを用い、
弱めのスピナーベイトゲームを展開してみたらうまく行くんじゃないか、というのが今回の狙いでした。
水深が浅いので3/8oz.チョイスし、
パッドの間をひたすらゆっくりとていねいに通しながら回って行きます。
しかしいつものことですが一向にバイトがありません。
それでも信じてキープキャスティングし続け、
小さな池ですが2時間以上かけて細かく細かくトレースしながら2周し、全くのノーバイト。
「やっぱりダメなのか...。」と心が折れかけた時でした。
ウインドレンジTWが水中に沈む枝か何かをとらえ、
それをかわしたところで止め、少し落とし込んだ時にドスン!という強烈バイト!!
ビッグフィッシュです!
強いファイトにじっくり耐えてキャッチしたのは約45cmのグッドコンディション。
ワタシにとってこのフィールドで春以外に初めてのキャッチとなる、
とっても嬉しい1本となりました。
ウインドレンジTWによる「弱いけど強いスピナーベイト戦略」は間違っていなかったようで、
ウインドレンジの絶妙な「弱さ」とフォールの時によく回るブレードが、
この超貴重なバイトを導いてくれたのだと思います。
それと同時に、今回は基本である
「キープキャスティング」の大切さを改めて教えられた気がしました。
この日、フォローにスピニングも持って行きましたが、
結局ラインを通すことすらなく、信じたウインドレンジTWをひたすら巻き続けてしまいました(笑)。
そして、この時期の陸っぱりで「巻いて獲った1本」は、
自分にとってはとっても価値がある1本です。
それを叶えてくれたウインドレンジTWがますます手放せなくなりそうです。
<タックルデータ>
ロッド:ロードランナー ヴォイス HB600M
ライン:ナイロン 12lb.
ルアー:ウインドレンジTW 3/8oz.(749:ライブワカサギ)
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ウインドレンジTW 実戦インプレッション その2
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