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トラウトキング選手権大会3位表彰台!作戦の軸はスパイクアロー!

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伊藤 雄大
伊藤雄大(ノリーズプロスタッフ Mr. 精密機械)
フィールド:大阪府 千早川マス釣り場

第11回トラウトキング選手権大会エキスパート部門第一戦が
大阪府の千早川マス釣り場(以下千早)で開催され、参加してきました。

trout1_120309.jpg

エキスパート戦は前年10月から行なわれた予選(トライアル)の上位通過者と、
前年度上位シードの選手によって競技が行なわれ、
全3戦の獲得ポイントによってランキングが決まり、
上位3名にはマイスターの称号が与えられます。

前日プラの後、ルアー整理、ライン交換、タックル準備をして明日に備えます。
まず、ルアーとラインのセッティングですが、ミノーの釣りにはPE0.2号+リーダーにフロロ2.5lb.、
スプーンの釣りではナイロン3lb.と1.7lb.を使用する事にしました。

千早の特徴は放流魚がやや小型である事。
そのため通常は1~2lb.のラインでセッティングし、小型スプーンの飛距離を稼ぐのが定石ですが、
今回は3lb.のタックルを1セット入れてみる事にしました。

ロッドはトラウトプログラム スパイクアロー60を3本と50を1本の4本体制にしました。

SPIKE ARROW

普段は1.7lb.のナイロンを使用する際にはボウアローの60と組み合わせることが多いのですが、
前述の通りやや小型の放流魚に対して「掛けの釣り」が要求されると予想し、
スパイクアローと組み合わせて使用することにしました。

スパイクアローは軽量チタンK・SICガイドを採用しているためトラブルフリーで、
しかも多様なラインセッティングと様々なメソッドに対応できることが
トーナメントシーンでは大きな恩恵を与えてくれます。

そして大会当日を迎えました。
一回戦(4人から2人勝ち抜け)は放流魚を3lb.ナイロンのタックルでテンポ良く釣っていきます。
ここまでは全選手ほぼ横並びの展開。
放流魚の反応が弱まってきたところで多くの選手が
細糸&マイクロスプーン(0.6g前後)にシフトして繊細に攻めていきます。

私はあえてラインを3lb.のまま、スプーンも1.1g~1.5gを使用して、
ラインに流れの力を噛ませてルアーをドリフトさせながら引いて来ると、
釣り切られずに残っていた放流魚に効率よくアピールできたようで、ヒットが連発!!
一回戦はトップ通過することができました。

二回戦(3人から1人抜け)は放流無し+流れの弱い釣り座だったため、
ナイロン1.7lb.+スプーンのタックルで繊細に攻めて、まず数本ヒット。
反応が薄れてきた所で、PEタックルに持ちかえてミノーイング。
これが功を奏して数本追加に成功し、無事勝ち抜くことができました。

三回戦(3人から1人抜け)を前に放流が行なわれましたが、
インレット寄りの釣り座だったため、放流魚の群れが回ってくる可能性は低いと予想。
始まってみると最初に1本取れたのみで、やはり放流魚はあまりいない様子。
すかさずミノーにチェンジすると着実にヒットを重ねることができて、三回戦も突破できました。

準決勝は3人の2グループに分かれ、決勝戦へ進むグループ1位を争います。
ところが、私以外の2人はマイスター経験者(汗)。
しかもその内の1人は、去年の千早大会覇者&年間総合優勝のM氏。

trout2_120309.jpg

懸命に釣って行きましたが、力の差を見せ付けられて敗北。
しかしグループ2位だったため、もう一組のグループ2位の方と
3位決定戦に回ることになりました。

3位決定戦ですが、3位と4位では獲得できるポイントが全く違うため、もう一度集中です。
やはりミノーを中心とし、フォローでマイクロスプーンのボトムステイを織り交ぜる作戦で、
僅差ながらも何とか勝ち、3位で表彰台に立つことができました。

trout3_120309.jpg

今回の会場に合わせた作戦、タックルセッティングで臨んだ第一戦でしたが、
スパイクアローの存在を抜きにしては考えられなかったと思います。
やはりトーナメントシーンには欠かせない一本です。

残り二試合もマイスター目指して頑張りたいと思います。

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