渋谷直隆(ノリーズプロスタッフ リザーバーマイスター)
フィールド:三重県 青蓮寺ダム
先日の台風11号の通過の際には、私の住んでいる三重県は特別警報が出るほどの降水量となり、
幸い大きな被害はなかったものの、多くの雨が降りました。
そのちょうど1週間後、ホームレイク・青蓮寺ダムに行って来ました。
フィールドは台風による濁りはほぼなくなっており、
湖上には各所に流れて来たゴミが帯状に浮いていて、
フローティングカバーが多数形成されているという状況。
しかし流木系の大きなものは少なく、
細かい木のクズのようなものがうっすらと湖面を覆っているようなタイプのカバーがメインでした。
これはこのフローティングカバー周りでのサーフェスゲームでしょ!
ということで、ゲームをスタート。
ハードベイトではゴミが絡まって来るためソフトベイトメインの攻めとなり、
その中でとても反応が良かったのが4-1/2" BTSのノーシンカー引きでした。
(390:クラウディーシャッド)
ルアー近くのカバーが動いたと思ったら、ジョーズのように背中で水面を切ってチェイスがあり、
次々とバスがカバーを突き破ってバイトして来ます。
BTSはそのビッグシャッドテールにより、ソフトベイトにしては引き波が大きいため、
カバー越しでも魚に気付かせやすくとても効果的で、エキサイティングシーンの連続となりました。
カバーが少な目でオープンウォーターの方が多いところでは、
クリアウォーター下で魚に見切られることのないよう、
BTSに比較するとロールも引き波も少し弱めでカラーもクリア系となる
4"スプーンテールシャッドを使用しました。
(ST07:ピンクアユ)
さらに完全なオープンウォーターではビハドウ110を使用。
(230:セクシーシャッド)
これら3つのルアーを状況により使い分け、
真夏のアツいサーフェスゲームを満喫させていただきました。
また、この手のゲームをやっていると、チェイスはあったものの
途中で引き返してしまう魚やバイトしてもスッポ抜けということが時々あると思います。
そんな魚には、3"リングマックスバスのダウンショットによるフォローがすごく利きました。
(361:チアユメロン)
チェイスして来た魚が姿を消して行った辺りや
ミスバイトの起こったスポット周辺に投入すると、ほとんどバイトに持って行けました。
いつもは
シュリルピンや
ラッテリーナタテールを
使うことが多い私ですが、この日はスイッチが入っている魚に対し、
小さくても水を強く動かしてアピールすることの出来るリングマックスバスが効果的でした。
BTSやスプーンテールシャッドのようなノーシンカーソフトベイトによるサーフェス攻略は、
今回のようにカバーが絡みにくいというメリットだけでなく
ハードベイトには出せない柔らかな波動・引き波が演出できますので、
トップウォータープラグやバズベイトには出なくてもこれには出るという場合がよくあります。
ぜひボックスに忍ばせておかれることをオススメしますヨ!
そして台風が明けてからのタイミングにもよると思いますが、もっとカバーが多く厚ければ
エビガエルや
チビエビガエル、
NF60、
今度新しく出るホショクオンなどが
ハマることもあると思いますのでそれらの準備もお忘れなく。
ということで、これから本格的な台風シーズンとなりますが、安全面には十分気を付けていただき、
その上で台風明けにはこんな楽しいゲームが待っている可能性が大きいと思いますので、
ぜひいろいろと楽しんでいただければと思います。
<タックルデータ 1>
ロッド:ロードランナー ヴォイス HB660MLS-SGt
ライン:PE0.8号 リーダー:フロロ8lb.
リグ:ノーシンカー+4-1/2" BTS(390、392:シースルーブラッド)
+4"スプーンテールシャッド(ST07)
<タックルデータ 2>
ロッド:ロードランナー ヴォイス HB680L
ライン:ナイロン12lb.
ルアー:ビハドウ110
<タックルデータ 3>
ロッド:ロードランナー ヴォイス 600STS
ライン:フロロ4lb.
リグ:2.7gダウンショット+3"リングマックスバス(361、072:テナガシュリンプ)
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台風一過、興奮のフローティングカバー周りサーフェスゲーム!
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