渋谷直隆(ノリーズプロスタッフ リザーバーマイスター)
フィールド:三重県 県内の野池
晩秋を迎えずいぶん寒い日が多くなって来ました。
私の住んでいるエリアでは、朝の気温が5度以下ということが普通になって来ています。
そんな中でも、クリスタルS&シャローロールの2014年秋のニューカラーが
ここのところ陸っぱりで好調なのでレポートしたいと思います。
クリスタルS
シャローロール
私は例年、10月下旬~12月上旬くらいの陸っぱりでは
スピナーベイトをメインに組んでシャローを攻めることが多いです。
「秋=スピナーベイト」とよく言われるように、
スピナーベイトはこの時期のターンオーバーっぽい良くない水質や、
急な水温低下にも比較的強いルアーだと思います。
そしてこの時期にシャローに残っている魚は、
寒くてもヤル気のあるコンディションの良い個体であることが多いので、
スピナーベイトが最も合っているように思います。
シーズンが冬に近付くほどにその傾向は強くなり、
バイトの数は少なくなりますが確実にビッグフィッシュにつながります。
そこに今回の新色が登場したわけですが、どれもとても気に入っています。
と言うのも、私の行くフィールドはどちらかと言うとクリアな水質の所が多いからです。
今回の新色はどれも強さ抑え目のラインナップとなっており、
弱い色だったり、弱めの中にアクセント的に少し強い色が入ったりという感じ。
これがどこに行ってもイイ感じに水になじんで強過ぎず、
でも弱過ぎないのがとっても気に入っているんですよね。
具体的には、朝夕のローライト時や少し白っぽいような水には761:セクシーシャッド。
クリアだけれど若干茶色がかっているような時は763:ゴールドシャイナー。
クリア気味の水質には最も水になじむ764:シルバーシラウオをチョイスしています。
チャートとかホワイトとかのスピナーベイトらしい強い色でガッツンガッツン来ればいいのですが、
スピナーベイトは元々ブレードのキラメキと振動と接触音だけでも
かなりのアピールを持ったルアーですので、
特にクリア気味の水色のフィールドではカラーはかなり重要な要素だと思っています。
そしてクリスタルSとシャローロールの使い分けは、
クリスタルSを自分の中のスタンダードと位置付け、
ごく浅いところをよりゆっくり引きたい時はシャローロールと、シンプルに使い分けています。
特にシャローロールは私の中で「世界一ゆっくり引けるスピナーベイト」。
普通ならゆっくり引くとスピナーベイトが沈み込んで底を叩いてしまうような
超ドシャローでもきっちりとレンジキープしてのスローリトリーブが可能になりますので、
この時期のあまり速いスピードについて来られない魚にもとても有効ですよ。
また、スピナーベイトで反応がないと力を1つ落として、
フラチャットにシフトするのがボクの鉄板ローテーション。
(HC04:チャート鮎)
ですが、今年はスピナーベイトの新色があまりに絶妙で、
ローテする必要がない状況が多くなっています。
なお、フラチャットに変える時は、逆に強めのカラーを入れてあげることで
結果が出ていますので、参考にしてみてください。
これから冬に向かいますが、少なくともまだ12月前半中は行けるゲームだと思いますので、
今からでもぜひ、今回の新色を持ってフィールドに出ていただきたいと思います。
<タックルデータ>
ロッド:ロードランナー ヴォイス HB630M
ライン:フロロ15lb.
ルアー:クリスタルS 3/8oz.、シャローロール 3/8oz.(761、763、764)
フラチャット10g(HC04)+フラバグ(375:アルビノパール)