柏木晃(ノリーズプロスタッフ ヒラメD.S.のスペシャリスト)
フィールド:静岡県
昨年秋は連続台風に加え、爆弾低気圧襲来ということで、釣りができない状況が続き
特にこの地域や静岡界隈でも、ここ10年ほどで最も厳しい秋となり、それを引きずってか
本来なら釣れる時期の正月休み以降も、非常に魚影の薄い状態......
マゴチはそこそこですが、ヒラメにおいては特に魚影が薄く
ヒラメ釣りというよりはヒラメ探し、宝探し状態......
そんな状況でしたが、ノリーズオーシャンの新ロッド
「フラットフィッシュプログラム ラフサーフ88」にも、
ようやくヒラマゴ双方の魂が入りましたので報告をさせていただきます。
まだまだ寒い時期ですが、私の肌感や現状の海水温から
「今年の春は早い!?」と期待しているところです。
これからの時期は、産卵接岸で根際での釣果も増えていますが、
根際といえば=根掛りと隣り合わせ。針掛り重視よりも、根掛り回避のリグで、
根掛りを怖がらずに根回りをタイトに攻めることが釣果アップに繋げられると思います。
その際にはロッドの感度が良いか悪いかが釣果&根掛り回避の差にもなってきます。
そこで、新ロッド「ラフサーフ88」のインプレッション。
① まず、軽くて、シャープで、感度がグ~~ンと向上しています。
以前のラフサーフをお持ちの方は、ワンキャストでその違いを納得して頂けると思います。
キャスト時に、前モデルが「ビュン!」という風切り音ならば、
新モデルは「プシュッ!」という感じでしょうか?(笑)
カラーなどのデザイン的なことに加え、素材が変わり細身となりましたが、
バットパワーはUP! さらに、反発スピードもUP!
30g前後のルアーやワームでも、リーダーの垂らし50cm弱という短さで振り切れる
強度&反発力が有ります!
このことは、バックスペースの無いテトラ帯内で遠投したい時などに、
その使い勝手の良さが納得頂けることでしょう。
② グリップ先端部が1cm強、前モデルよりも短くなっています。
8.8フィートという長さですが、元々ロッドアクションさせやすくする為に、
グリップ自体がかなり短めの設定なので、リールバーから先端の長さまでの
"本来の竿の長さ"ということでは、他メーカーの9フィートと遜色無い長さです。
③ このロッドを船釣りや河川での鮭釣りに使用している方も結構いらっしゃるようですが、
この感度と反発力と40gという最大付加重は......
そう!
アオリイカのエギを投げるにも、操作するにもバッチリだと思います。
エギの3.5号も余裕でキャストでき、シャープなエギ操作も可能でしょう。
(以前のラフサーフ88を使用したエギングでも、アオリイカ2.7kgの釣果実績あり)
あとは根魚!!
ロッドの感度が良いということは、軽めのルアーやリグを使用した時に、
水底との「コツ......」という、小さな接触感もわかり易く、
水底をタイトに、根掛りを回避しながらの小刻みなロッド操作にもバッチリです。
また、このバット強度は、4、50cm以上の大物根魚のやりとりにも
その威力を発揮してくれると思います。
これこそ、これ1本有れば海のオカッパリでの釣りはなんでもOKな、
オールラウンドなロッドだと自信を持って推奨致します!!
<タックルデータ>
ロッド:フラットフィッシュプログラム ラフサーフ88
ライン:PE1.5号 リーダー:フロロ4号 80cm
ワーム:パワーシャッド4"(115、158)
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海のオカッパリにおすすめな、NEWラフサーフ88インプレッション
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