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早春の亀山ワカサギゲーム、クワセシャッドD62SPでナイスフィッシュ

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西村 嘉高
西村嘉高(ノリーズプロスタッフ マイゲームを貫くストイックアングラー)
フィールド:千葉県 亀山湖

僕の冬のバスフィッシングは亀山湖通いが恒例です。
今年は肩を痛めてしまい、すこし遅れてのスタートとなりました。

bass1_120409.jpg

冬から春までの時期はメタル系ルアーでの釣り、と言いたいところですが、
実はトップウォータープラグやフロッグといった
表層系のルアーでビッグフィッシュを狙うというのが自分のスタイルです。

情報では例年と比べてワカサギが少ないようで、釣果もちょっと寂しいとのこと。
それを聞き、逆にワカサギの居場所を把握できればゲームは絞れるのでは?
という発想から、シャッドパターンの釣りを今回は試してみました。

季節は3月中旬、ワカサギの産卵を意識して、
狙うべき場所は各川筋の上流部にあるフラットからチェックします。

まずは医院下筋にあるフラットの一番シャロー側を
レイダウンミノーレギュラージャストワカサギのストレートリトリーブからスタート。

LAYDOWN MINNOW JUST WAKASAGI
ワカサギの遡上をチェックする方法は3つあります。
ひとつは魚探。次に目視。そしてサギなどの鳥というのが自分の中にあるのですが、
そのいずれからもワカサギの気配を感じられず、これはちょっと厳しいなと判断しました。

徐々にフラットのディープ側へとゲームを進めていき、
TGラトリンジェッタータダマキ112を試しますが反応はありません。

TG RATTLIN' JITTER

TADAMAKI 112

さらに深いフラットのエンド部(ボートポジションで水深2~3m)を
レイダウンミノーディープジャストワカサギと
クワセシャッドD62SPをローテーションしていきます。

LAYDOWN MINNOW DEEP JUST WAKASAGI

(181FB:FBソフトシュリンプ)

水がクリア気味だったのでレイダウンミノーディープジャストワカサギでは強すぎると判断し、
クワセシャッドD62SPを中心に展開。
リーリングの途中にスタンプや立木、オダなどへいい感じのコンタクトが続く場所を
やっていくと、1匹目をキャッチできました。

ようやく越冬場所からフラットのエンドまで差してきた真っ白な魚で、サイズは700gぐらい。
今年の季節の進行が遅れているのを感じ取れます。

続いて折木沢筋へと移動すると上流の水はクリア。
水温は本湖で10℃台だったのが8度台まで下がりました。
この水温が変わる場所(=水の色が変わる境目)のエリアにあるサンドバーに目を付け、
フラットのエンドにボートポジションを取り、狙っていきます。

狙いは沈んでいるブッシュやオダの上に浮いて、ワカサギの通過を待っている魚。
クワセシャッドD62SPを障害物へいい感じにコンタクトさせていくと、
1,300gというナイスフィッシュを手にすることができました。

bass2_120409.jpg

例年になく難しい春の亀山湖ではあるものの、
ワカサギが少ない分、エリアが絞れるということと、
その少ないワカサギが上流へ差すタイミングは爆発力を秘めているはず。
ゲーム性の高い釣りができる春になるでしょう。

<タックルデータ>
ロッド:ロードランナー ヴォイス HV610LS
ライン:フロロ5lb.
ルアー:クワセシャッドD62SP(181FB:FBソフトシュリンプ)

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