伊藤巧(マルキユー株式会社)
(前編より)
そして最終戦は10月2日、新利根川(松屋ボート)にて開催されました。
今回の目標は試合での優勝を狙うのではなく、
リミットを揃えてH-1グランプリで年間優勝をすること。
ところが連日の雨によって田んぼからの稲渋が入り、コンディションはよくはありません。
おまけにターンオーバーもしていました。
前日のプラクティスでは、シャローが壊滅状態...。
魚も触ることも難しい状態でした。
試合当日も厳しい状況が容易に想像できたため、
スタートと同時に稲渋の影響の少ない州の野原に向かいます。
前日の状況から、シャローではなくブレイク下のハードボトムを
クワセシャッドD62SPフルペイントのスローリトリーブでトレースするという、
スローな展開からスタートしました。
(216M:マディーセンスⅡ)
2mラインのハードボトムを何度もトレースしていくと、早々に500gクラスをキャッチ!
試合のリズムを掴むには最高の魚でした!
そして40m程度の短いストレッチですが3時間粘り、何度もトレースを繰り返します。
結果、小振りながらリミットメイクを達成しました!
その後風も吹き出したので、フィーディングエリアとなるシャローフラットのランガンに切り替え。
が、やはり厳しい条件が重なり、キッカーフィッシュをキャッチする事はできません。
それでも何度かブレイク下のハードボトムに立ち寄り、3本の魚を追加。
入れ替えを繰り返し、リミット3本1,540gでウエイイン!
最終戦としての成績は4位でしたが、目標は年間優勝なので、
年間成績上位者のウエイトが気になるところ。
しかし上位陣も苦戦だったらしく...年間優勝する事が出来ました!
様々なフィールド、しかもハードベイトオンリーの大会となりますと、
ハードベイトの本質的なポテンシャルの優劣が問われることとなります。
ノリーズのハードベイト中心で戦ってきたからこそ、
年間優勝という大きな目標を達成する事ができたのだと確信しています。
そして、なんと!H-1GPXで年間優勝の賞品は...豪華アメリカツアー!!!
と、いうことで今年の冬に本場アメリカバスフィッシングへ行ってきま~す!!
<タックルデータ 第3戦>
ロッド:ノリーズロードランナーヴォイスHB511LL
ライン:フロロ10lb
ルアー:クワセシャッドD62SPフルペイント(216M:マディーセンスⅡ)