渋谷直隆(ノリーズプロスタッフ リザーバーマイスター)
フィールド:三重県 名張市の野池
今年のハードベイトスペシャルのニューアイテム、
ロードランナー ヴォイス HB640MLが私の手元に届いてから1ヶ月ほど経ちました。
以来、どこに行くにも必ず持って行き、いろいろなルアーを投げてみましたが、
とっても具合がいいのでレポートしたいと思います。
まず最大の特徴は、ロードランナー初のMLパワーということ。
次の特徴としては6フィート4インチというレングスの割には
グリップが短く設定されているということでしょうか。
このMLパワーというのが絶妙。
レイダウンミノーミッド110シリーズやタダマキ112といったミノー系をジャークしたり
トゥイッチしたりする際に、強過ぎず弱過ぎない感じでうまくティップが入ってくれて、
ちょうど良いアクションを与えることが出来ます。
ロッドが強過ぎ(堅すぎ)てルアーが必要以上に移動し過ぎたり弾いてしまうような形になったり、
逆に弱過ぎ(柔らか過ぎ)てメリハリのあるアクションが伝わらない、というようなことがなく、
まさに「ちょうど良い」感じなんです。
そして短いグリップにより、トゥイッチの際にグリップエンドが腕に当たったり、
袖に絡みついたりすることがありません。
これはミノートゥイッチにはけっこう重要なことで、
軽快で気持ちの良いロッドアクションの継続が可能になっています。
また、ミノー系だけでなくシャロークランクやバイブレーションなども普通に気持ちよく引けます。
6フィート4インチという長さが長過ぎず短か過ぎないので、
アキュラシーを要するショートキャストから、ある程度のロングキャストまで対応可能なのも魅力。
これからハードベイトスペシャルに入門したいという方には、
最初の1本としてもオススメ出来るアイテムなのではないでしょうか?
先日も近所の野池に行き、春バスに遊んでもらって来ましたが、レイダウンミノーミッド110SPを
リーズ際にショートキャストしてトゥイッチして魚を浮かせるパターンと、
ラトリンジェッターを沖のフラットに遠投して広く探るパターンという、
全く異なる2つのパターンをHB640ML一本で楽しむことが出来ました。
この日はローライトだったので、レイダウンミノーミッド110SPのカラーは
BR-137(ブルーチャートタイガー)をチョイス。
この強いカラーがしっかりと魚を引っ張り上げてくれました。
そしてラトリンジェッターのカラーは169S(レッドグリッタークロー)。
赤系のバイブレーションやシャロークランクはこの時期によく効くと言われますが、
私も最もコンフィデンスを持って多用するカラーです。
こんな風にHB640MLは汎用性が広いロッドなので、
多くのロッドを持って歩くことが難しい陸っぱりにもピッタリのアイテムではないかと思います。
そして最後に。
レイダウンミノーミッド110が効くのは琵琶湖だけではありません。
リザーバーでも、野池でも、状況にアジャスト出来ればとっても大きな効果が得られます。
そして、これからがミノートゥイッチをおぼえるには絶好の季節ですので、
ぜひ皆さんにもこのレポートをぜひ参考にしていただき、
HB640ML+レイダウンミノーミッド110の強いジャークベイトのパターンで
春のビッグワンにぜひチャレンジしてくださいね!
<タックルデータ>
ロッド:ロードランナー ヴォイス ハードベイトスペシャル HB640ML
ライン:ナイロン12lb.
ルアー:レイダウンミノーミッド110SP(BR-137)、ラトリンジェッター(169S)
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ジャークベイトにもバイブレーションにも!HB640MLインプレッション
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