西村嘉高(ノリーズプロスタッフ マイゲームを貫くストイックアングラー)
フィールド:茨城県 牛久沼
春のクリスタルS祭りもやや落ち着きだすと、
いよいよ牛久沼はスポーニングシーズンに突入します。
この時期の狙いはズバリ、プリのメスバスに焦点を絞ります。
プリと言っても、状況は様々でお腹をパンパンに腫らした個体や、
1度産卵を済ませ、次なる産卵へ待機しているものと、
それぞれの個体のポジショニングも異なります。
今回の釣行ではまず前者の個体を狙い、朝から新芽がまばらに生えたアシのアウトエッジを
レイダウンミノーミッド110Fのジャーキングからスタートしたのですが、全くノー感じ。
さらにスローダウンしてエスケープツインのライトテキサスリグを試しました。
やっと取った数回のバイトも全てショートバイトでフッキングに持ち込めなかったことから、
ネストの存在を理解したのです。
ここで狙いを後者の半プリに絞り、大きく釣り方を変えていきます。
釣り方は、ニューカマーのロードランナー ストラクチャー ST680MHに、
近々発売される「エスケープスイムツイン」(プロト)をテキサスリグにセットした、
ライトカバーのピッチング&フォールです。
意識するのは、スポーニングエリア、ネストが作られるであろう場所、
そして大切なのはその付近にあるカバー・ストラクチャーを探すことです。
なぜなら、半プリの待機バスはカバーに寄り添って浮いていることが多いからです。
今回の牛久沼では、新芽のまばらアシのさらにシャロ―側にある、
根っこごと抜けて浮いているアシや折れたアシが密集して浮いているポケットなどを中心に、
ピッチング&フォールで狙っていきます。
ポイントはカバー直下に浮いた半プリのメスは決して活性が高くなく、ルアーを追わないので、
フォールで喰わすか、ルアーを持ち上げてバスの目線を合わせてバイトさせることです。
そんな操作をST680MHは楽にこなしてくれるので効率も上がり、
浮いたアシのポケットで半プリの45cmアップをキャッチすることが出来ました。
着底後、数十cm持ち上げてビタ止めした直後の弱いバイトに対応できたのも、
タックルセッティングのお蔭かもしれません。
<タックルデータ>
ロッド:ロードランナー ストラクチャー ST680MH
ライン:フロロ14lb.
リグ:5/16oz. テキサス+エスケープスイムツイン(プロト、123:アメザリ♂)
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スポーニングシーズンの牛久沼、エスケープスイムツインで45up!
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