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チャプター三重最終戦優勝!勝利を手繰り寄せた2"F-シュリルピン

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和田 壮義
和田壮義(ノリーズプロスタッフ 紀伊のスーパーロコ)
フィールド:三重県 青蓮寺ダム

皆さんこんにちは、プロスタッフの和田壮義です。
先日、青蓮寺ダムで開催されたNBCチャプター三重最終戦の第4戦に参戦してきました。

一週間前のプリプラではとにかく魚を探し出すため、スピーディーに横方向の巻きモノでサーチ!
ハード、ソフトを問わず各ルアーで試してはみたのですが、いい反応を得られず...。

ならばと、ブッシュ際、岩盤+出っ張り、立木エリアといった場所で
夏の定番「縦落とし」を試してみたところ、キーパーサイズを次々とキャッチできました。

使ったルアーは2"F-シュリルピンのダウンショット。
クリアーからステインウォーターの水色には333:スカッパノンのカラーが好反応!



このところ、雨も少なくダム放水も止まってしまいカレントも無いため、
バスの活性は低い様子で、思いのほか小さなワームが効果的でした。

ここでキモとなったのは、縦方向への垂直フリーフォールで、沈下速度を決めるシンカーのサイズ。
軽すぎても途中で見切られ、重すぎても追い切らないので、
色々とウエイトを取り替えてのチャレンジでした。

そして「動→静止」、つまりフォールから着底させた後のステイ時に
自発的に微波動を出せるテール形状を持ったワームを使うことも重要だということを掴みました。

そして試合前日のプラクティスにも入りました。
天候は朝のうちは小雨、時間が経つにつれ晴れ間も出て、気温・気圧ともに上がっていきました。

キーパー場所ではバスの反応を見てシンカーウエイトを決めていき、
他の選手が密集しそうな魚の濃いエリアではプレッシャーを掛けすぎないよう軽くチェック。
晴天でも期待できる本命エリアでは水深6m位までの少し深いレンジもチェックしていきました。

一週間経っても湖の状態にはさほど変化もなく、
ギリギリサイズのキーパーだけは比較的イージーにキャッチできる状況。
一方でサイズアップはかなり難しい印象を受けた前日プラになりました。

そして迎えた試合当日。
スタート時の天候は小雨。フライトは後方からになりました。
本流筋の上~中流域にある予定の場所には先行する選手の姿が確認できました。
その動きを遠目から眺めて、しばし時間をつぶしながら釣り上がっていきます。

そして頃合いをみて入った有望エリアで、すぐさま400gサイズを2本キャッチ!
予定通り平均サイズより少しウエイトのあるバス。
ブッシュ際の水深1.5mにおいて一撃で仕留めることのできたルアーは、
実績の2"F-シュリルピン、リグは2.2gシンカーのダウンショット「縦落とし」!

早い時間でのキーパー獲りに成功し、気持ちに少し余裕が出たこともあって、
上流部にてキッカーとなるビッグフィッシュをサイトフィッシングで狙う作戦にシフト。
しかし、いくつかのチャンスに魚は反応するものの、やはり簡単には口を使ってくれません。

かなりの時間を費やしましたが、このチャレンジは一旦終了し、
気持ちを切り替えてリミットメイクを最優先に考えて、
プラクティス中に湖で一番バスの姿が濃かった中流域のエリアに入りました。

ここは最深部が約4mのチャンネルになっていて、
そこから駆け上がって水深2m前後のフラットが広がる場所。
しかし、人気エリアであるためプレッシャーも高く、おまけに天候も晴れ間を覗かせ無風状態。
はやる気持ちとは裏腹に、沈黙の時間が流れていきます。

そして、運命の時はやってきました!
多くの選手に掛け続けられたプレッシャーをかき消す待望の「風」が吹き出しました。
すかさずピンスポットにルアーを送り込みます!

その場所とは、過去に流れ着いた流木がブレイク付近のボトムに突き刺さってできた「立木」。
水面まで枝が斜めに長く伸びていて、回遊してくる魚の絶好の付き場となるはず!
その幹の根元付近に擦り付けるように、2"F-シュリルピンをセットしたダウンショットを送り込み、
ボトムスイミングで狙います!

ロッドはロードランナー ストラクチャーの新作、ST630MLS-ULFt。
「シェイキングリズム」の名の通り、リズムよくシェイキングを繰り出します。

そして、バイト!!
掛けた瞬間から、これまでとは比べものにならないサイズであることが分かりました。
セットしているラインは3lb.、無理はできません!

力強いファイトをしなやかに追従するティップとベリーでいなし、
これ以上は危険という場所へ走り込もうとする魚を強靭なバットが制止!

体感的には長く感じた時間でしたが、主導権は常にこちらにありました。
暴れん坊のバスをヘロヘロにして、最後は余裕のリフトアップ、そしてキャッチ!!
約1,500g、47.5cmあったキッカーとの勝負に勝った瞬間でした。
「今日はイケるかも!?」

その後300gクラスのキーパーをキャッチするも入れ替えはならず、試合終了まであと1時間...。
集中力マックス状態で、本命エリアに乗り込みます!
「岩盤+出っ張り」「シェード」「立木」。あと一つ条件が重なれば...。
そして、残り30分を切ったところで待望の「風」が吹き始めました。

水深4mへのフリーフォールの後、6m付近までダウンヒルさせた瞬間、
研ぎ澄ました神経の中に微かなバイトが!
姿を見せたのは約600gのナイスキーパーで、夢中でキャッチしました。

普段ならビッグとは言えないサイズですが、他の選手がサイズアップに苦しむ中の貴重な1本!
何よりも仕留めたいと願っていた魚であり、この日一番印象に残ったバスとなりました。

bass1_120818.jpg

「やりきった!」という充実感の中、表彰式でコールされた順位は...、な、な、なんと優勝!!
予想通りのローウエイト戦ではありましたが、念願のテッペンに立てたのでした。

bass2_120818.jpg

bass3_120818.jpg

まさに「JUST FSIH」、勝利を手繰り寄せる合言葉です(笑)。

<タックルデータ>
ロッド:ロードランナー ストラクチャー ST630MLS-ULFt
リール:2500番(ハイギア)
ライン:フロロ3lb.
リグ:2.2~2.7gダウンショット(リーダー20~25cm)2"F-シュリルピン(333:スカッパノン)


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