武田架奈美(ノリーズプロスタッフ 湖面を駆ける女性アングラー)
「ロードランナー ストラクチャー」シリーズが発売されたのは昨年のこと。
ソフトベイトゲームに特化して開発されたこのシリーズの中で
私が初めて手にしたモデルが、ST6100MHでした。
その印象を一言で言い表すことはなかなか難しいですが、
ロードランナー ヴォイスのパワフルで粘りのあるブランクを残しつつも、
チタンガイドを採用し、より感度の高さを追求して上手く両立させた感じ。
とってもわかりやすくまとめてしまうと、つまりは・・・
そう!言うなれば「いいとこ取り♪」。
それが私のファーストインプレッションでしたね!
決してファーストテーパー過ぎないのでとても扱いやすいし
適度なハリとロードランナー特有の粘り腰で、
バイトした瞬間からサカナをキャッチするまでの一連のやり取りを、
不安なく安心してこなせる点がいいんです。
そして次に、なんといっても軽いことですよね!
今年から私はフィッシングガイドを始めさせていただいていて、釣行日数が以前よりも多くなりました。
そんな中、ツアー先の八郎潟でもホームレイクの霞ヶ浦水系でも、
一番活躍してくれたのがこのST6100MHではなかったかと思います。
私はこのロッドを、主にライトテキサスで使用することが多いのですが、
ライトウェイトなのと、リールを握った時の全体的なバランスもいいことから、
一日中ピッチングを繰り返していても疲れません。
やっぱり疲れ=集中力の低下に直結する部分でもありますから
ここも見過ごせない大切なポイントではないでしょうか。
すっかり一軍入りのこのモデル。
このタックルがデッキに並ばない日はないんじゃないかなと思うほど。
それくらい今では出番の多い番手です。
パワフルで粘りのあるヴォイスと、高感度系のストラクチャー。
ぜひ、皆さんもご自分なりの組み合わせで、
これから徐々に深まりつつある秋のバスフィッシングを楽しんでみて下さいね!
すっかり一軍!ストラクチャーST6100MHのインプレッション
W.B.S.プロトーナメント最終戦レポート ~クラシックへ向けて~
麻生洋樹(ノリーズプロスタッフ ストロングスタイルのWBSプロ)
フィールド:茨城県 霞ヶ浦水系
先日行われましたW.B.S.プロトーナメント最終戦をレポートします。
2011年第4戦の終了時点で、年間ランキング7位。トップとの差が850g。
当然AOY(アングラー・オブ・イヤー)取りを狙っていったのですが、
試合前に襲った台風15号により湖のコンディションは当然激変することとなりました。
台風の翌日に入った最終プラクティスで見つけたものは
「浚渫のヘビキャロ」のみというパターンでしたが、出る魚はかなりいいコンディション。
しかし数が出ないことから「試合当日に何かを掴める」ことに期待してプラクティスを終えました。
<タックルデータ>
ロッド:ロードランナー ストラクチャー ST700H
ライン:フロロ14lb.
リグ:ヘビキャロ5/8oz. + パラマックス4"(043:ライトグリーンパンプキン)
試合当日。
1日目、プラで見つけた浚渫を軸として、増水したアシへのアプローチによって、
初日を2位で折り返しました。
この時点で年間ランキングの上位陣がコケたため、
自分のランキングは7位→2位まで上がりました。
しかしトップの選手との差は850gと変わらず、
追う立場であることに変わりはありませんでした。
試合2日目は浚渫パターンが不発だったため、増水したアシのパターンで押し通す事になりました。
初日と違い、時折曇りとなるタイミングでクリスタルSを入れるも、ノーバイト。
こんな状況ならばと結びかえたクリスタルS・ボルケーノⅡにナイスバイト!
リミットメイクを完了させるキッカーフィッシュとなりました。
その後2回ほどの入れ替えを行い、運命のウエイインを迎えました。
5本のウエイトは3,980g。
正直大逆転は難しいウエイトでしたが、終わってみなければわからないのがトーナメント!
という期待を数パーセント残しましたが...。
結果、残念ながら届かず、2011年のランキングは2位。
最終戦は3位でフィニッシュとなりました。
(写真提供:W.B.S.)
今回のキーは増水。普段はよくない浅いアシがキーポイントとなりました。
そのアシ際をテキサスリグでとても丁寧に撃っていきました。
この時の使用ワームは4"コンポジットツインでした。
バイトに関しては非常に小さく出るため、ロードランナー ストラクチャー ST6100MHを使用。
このロッドの軽さ、感度、レングス、パワーでなければ、
今回のシチュエーションのバスを取りきれなかったと実感しました。
今シーズン、ST6100MHは本当に活躍してくれた、僕の中での今期のMVPロッドです。
残るは今シーズンを締めくくるW.B.S.クラシック。
結果を残せるよう、全力で望みたいと思います。
ノリーズハードベイトでH-1グランプリ総合優勝!一年間の軌跡(前編)
伊藤巧(マルキユー株式会社)
みなさん、こんにちは!
今年、年間3戦で開催されたハードベイトオンリーの大会、H-1 GPX(グランプリ)に出場し、
ノリーズルアーを使用して年間優勝する事が出来たのでレポートします!
H-1GPXとは、レンタルボート、エレキのみの大会で、年間3戦を様々なフィールドで行います。
キーパー制限なし、3本リミットで競い合い、年間成績は3戦の総重量で競います。
そんなH-1GPX第一戦は5月22日、牛久沼(たまやボート)にて開催されました。
当日は不安定な天気に加え、プリとアフターが入り混じる状況。
私は季節の進行が遅くてプリの固体が多い、水深のある西谷田川を選択しました。
ルアーはベジテーションシリーズのウォッシャー。
(604:ブルーローズ)
岬上のアシを中心に、移動距離を少なめに2~3回首振り+ポーズを繰り返します。
ミスバイトもありましたが、なんとか1本目をキャッチ!
ただ後が続かずリズムも崩れがちに...。
そして終了間際、一気に気圧が下がりだしました!これはチャンス!
雨も降り出す中、ハス畑内のクリスタルS3/8ozのバジングに変更。
帰着する選手もいる中、2バイト1キャッチ!
小振りながらもウエイトを伸ばす事ができ、結果的に2本で940g!
初戦は7位という結果でした。
そして第二戦は8月28日、印旛沼(アサヒナボート)にて開催。
灼熱の印旛沼です(笑)。
いち早く状況を把握するために、印旛新川のウインディーサイドのパラガマを
シャローロールで早めにチェックしていきます。
すると、早々のモーニングバイト!キャッチした魚はキロフィッシュ!
そして徐々に太陽も高く昇り、シェードが形成されるタイミングで手繰川上流に向かいます。
手繰川上流部は水質もよく、魚が目で確認出来ますが、難易度も非常に高い場所でもあります。
バンクのカバー際を平行にヒラクランクH-130を高速巻きでトレースしていきます。
(326F:グリーンスケールシャッド)
ウッドカバー横にヒラクランクを通した瞬間、黒い影が後ろに付きます!
リトリーブスピードを上げると...一気にバイト!またしてもキロフィッシュ!
バスに考える隙を与えないこの高速巻きは、プレッシャーの高いフィールドで非常に有効!
風も強くなってきたタイミングで印旛新川に戻りました。
適度に風の当たるストレッチでラトリンジェッターのリアクションジャークを試してみます。
アシやガマにバイブレーションを通し、引っ掛かったらPEラインとロッドパワーでスパッと切り、
リアクションバイトを誘発します。
するとまさかの連続バイト!合計7本ものバスをキャッチする事が出来ました!
入れ替えを繰り返し、ウエイトは3本で2600g!
そしてなんと!優勝する事が出来ました!
第二戦が終了したタイミングで年間成績は2位。TOPとの差はわずか190g。
最終戦次第で年間優勝も狙える位置に付けることができました。
(後編に続く)
<タックルデータ 第1戦>
ロッド:ロードランナー ヴォイス HB560L
ライン:ナイロン20lb
ルアー:ウォッシャー(604:ブルーローズ)
ロッド:ロードランナー ヴォイス HB630L
ライン:ナイロン14lb
ルアー:クリスタルS(3/8oz. 721:ホワイトクリスタル)
<タックルデータ 第2戦>
ロッド:ロードランナー ヴォイス HB630M
ライン:フロロ14lb
ルアー:クリスタルS シャローロール(3/8oz. 721:ホワイトクリスタル)
ロッド:ロードランナー ヴォイス HB680M
ライン:ナイロン16lb
ルアー:ヒラクランクH-130(326F:グリーンスケールシャッド)
ロッド:ロードランナー ヴォイス 680H
ライン:PE3.5号
ルアー:ラトリンジェッター(8:バスターホワイト)
ノリーズハードベイトでH-1グランプリ総合優勝!一年間の軌跡(後編)
伊藤巧(マルキユー株式会社)
(前編より)
そして最終戦は10月2日、新利根川(松屋ボート)にて開催されました。
今回の目標は試合での優勝を狙うのではなく、
リミットを揃えてH-1グランプリで年間優勝をすること。
ところが連日の雨によって田んぼからの稲渋が入り、コンディションはよくはありません。
おまけにターンオーバーもしていました。
前日のプラクティスでは、シャローが壊滅状態...。
魚も触ることも難しい状態でした。
試合当日も厳しい状況が容易に想像できたため、
スタートと同時に稲渋の影響の少ない州の野原に向かいます。
前日の状況から、シャローではなくブレイク下のハードボトムを
クワセシャッドD62SPフルペイントのスローリトリーブでトレースするという、
スローな展開からスタートしました。
(216M:マディーセンスⅡ)
2mラインのハードボトムを何度もトレースしていくと、早々に500gクラスをキャッチ!
試合のリズムを掴むには最高の魚でした!
そして40m程度の短いストレッチですが3時間粘り、何度もトレースを繰り返します。
結果、小振りながらリミットメイクを達成しました!
その後風も吹き出したので、フィーディングエリアとなるシャローフラットのランガンに切り替え。
が、やはり厳しい条件が重なり、キッカーフィッシュをキャッチする事はできません。
それでも何度かブレイク下のハードボトムに立ち寄り、3本の魚を追加。
入れ替えを繰り返し、リミット3本1,540gでウエイイン!
最終戦としての成績は4位でしたが、目標は年間優勝なので、
年間成績上位者のウエイトが気になるところ。
しかし上位陣も苦戦だったらしく...年間優勝する事が出来ました!
様々なフィールド、しかもハードベイトオンリーの大会となりますと、
ハードベイトの本質的なポテンシャルの優劣が問われることとなります。
ノリーズのハードベイト中心で戦ってきたからこそ、
年間優勝という大きな目標を達成する事ができたのだと確信しています。
そして、なんと!H-1GPXで年間優勝の賞品は...豪華アメリカツアー!!!
と、いうことで今年の冬に本場アメリカバスフィッシングへ行ってきま~す!!
<タックルデータ 第3戦>
ロッド:ノリーズロードランナーヴォイスHB511LL
ライン:フロロ10lb
ルアー:クワセシャッドD62SPフルペイント(216M:マディーセンスⅡ)
秋の印旛沼でハードベイトゲームを楽しむ
香取潤一(ノリーズプロスタッフ Mr. ロールキャスト)
フィールド:千葉県 印旛沼
先日、1年ぶりに印旛沼に行ってきました。
印旛沼は、私のバスフィッシングの原点でもあるフィールドの1つ。
自分の釣りを見つめ直したかったのと、
リフレッシュしたかったので今回訪れました。
といっても、トーナメントレイクであるということに加え、
全体的に浅いフィールドのため、前夜の天気の影響を受けやすく、
アングラーのアジャスタビリティが問われるフィールドでもあるため、
なかなか難しいフィールドでもあります。
大型台風の後、ようやく落ち着いたと思ったら大雨で増水。
釣行日はそれがちょうど減水して平水に戻ったばかり。
おまけに、雨の影響で水温も3度ほど低くなっていた模様。
(情報は、「ふな一」ボート店から釣行後に教えていただきました)
状況を把握する為、まずは手堅く新川に向かい、ショットオメガをアシ際にをキャスト。
ショットオメガを使っていただいている方は分かっていると思いますが、
ストラクチャーをタイトに攻めても回避する能力が高い!
倒れているアシの上にラインがクロスしても、ヒラを打ってアシをかわしてくれます。
そのため、アシの中にガンガンキャストしても平気。
釣りのリズムが崩れることなく、ストレスになりません。
で、朝一はアシの岬上に杭があるいかにも!というポイントで1本。
その後は続かなかったため、西部本湖に移動。
鹿島川河口、一本松などを回りましたがイマイチ...。
そんなに甘くない印旛、ましてや1年ぶり。
ここは素直に朝一釣れた新川に戻ることに。
本湖と比べると水もよく、ベイトや他の魚もいて生命感がある、と自分を納得させて、
新川でよりよいエリアとバスのポジションを探すことにしました。
その後、ショットオメガで1本追加。
すると風が強くなってきてボートをステイさせるのもやや辛くなってきました。
「バスもアシの奥に非難するか?それともアシの外側か?」
今日キャッチしたバスは、全てアシの岬の先端だったので、
今まで取っていたボートポジションを、アシから倍以上離して攻めることにしました。
ルアーは、ウインドレンジ 3/8oz.にチェンジ。
するとアシから3~4m離れた外側のオープンな場所で連続バイト!!
その後もショットオメガ&ウインドレンジで攻め、この日は7本キャッチ。
サイズこそ伸びなかったものの、この状況ではまずまずではないでしょうか。
今回は減水と水温の低下があったので、スローに巻くことがキーの1つ。
あとは天気の状況によって変わるバスのポジションにうまくアジャストできた結果だと思います。
水位が安定すればまだハードルアーで釣れると思いますし、
サイズアップもできると思うので、一度印旛でハードベイトゲームを楽しんでみてはいかが?
<タックルデータ 1>
ロッド:ロードランナー ヴォイス HB630LL
ライン:フロロ10lb.
ルアー:ショットオメガ53(13M:マットホットタイガー)
(写真はショットオメガ45)
<タックルデータ 2>
ロッド:ロードランナー ヴォイス HB630M
ライン:フロロ12lb.
ルアー:ウインドレンジ3/8oz.(720:ホワイトチャートクリスタル)
発売間近!オイスターミノー92のテスト釣行で良型シーバスキャッチ!
入江真一(ノリーズプロスタッフ 長崎ソルトゲームオーソリティ)
フィールド:長崎県 早岐瀬戸
皆さん、こんにちは。
いよいよ11月の発売が迫った「オイスターミノー92」のプロトを持って、
ショアからのナイトシーバスゲームに行って来ました!
(S-27:レッドヘッドシルバー)
今回テスト釣行の場に選んだのは、長崎県北部の佐世保市に流れる「早岐瀬戸」。
激流ポイントでの動きチェックもしたかったので、ここを選択しました。
早速、常夜灯周りで動きをチェック!
流石「レイダウンミノーミッドSW92」の後継モデルだけあって、
シーバスに特化したウォブルロールで水噛みもよく、またキビキビした動きでレスポンスもよい!
高速リトリーブでも跳ね上がらないし、少し太めのボディ形状は水押しも強く良い感じです♪
釣行開始後、直ぐに魚から反応が...20~30cm程のセイゴがヒット!
その後も同クラスが3尾ヒットしましたが、すべてオートリリース。
しばらくテストを続けましたが、潮も効いておらず、イマイチ魚の活性が悪く乗りが悪いため、
潮の動きがあるエリアに移動し釣行再開。
移動と同時にS-27:レッドヘッドシルバーから
S-28:マットパールチャートにカラーを変更したところ、コレが的中!
ルアーチェンジから3投目、流れが当たってヨレが出来たポイントのブレイクを探って来ると...
駆け上がりでいきなり引ったくるアタリと引きが!
上がって来たのは、63cm、2.2kgのグラマラスな良型!
キャッチ後すぐ撮影し、回復を待ってリリース♪
楽しいテスト釣行となりましたヾ(^▽^)ノ
<タックルデータ>
ロッド:フラットフィッシュプログラム74サンドウェーブ
リール:3000番
ライン:PE0.8号 リーダー:フロロ20lb.
ルアー:オイスターミノー92(プロト S-27、S-28)
ライフジャケット:プライムエリア ウエストタイプラフトジャケット 型式承認品
オイスターミノー92でシーバスの醍醐味を満喫!
栗田竜男(ノリーズプロスタッフ 伊勢湾のエキスパートガイド)
フィールド:三重県 伊勢湾
シーバスの好釣果が続いています。
シーズン的にもアベレージサイズは40~50cmといったところですが、
オイスターミノーを使ったシャローゲームで日々好釣果キープ中。
1キャストごとにこれだけのシーバスがどこに隠れているの?と思うほどのチェイス。
いい所にキャストが決まり1アクション2アクションで「ガツン!!」と、
まさにボートシーバスといった釣りはもう最高です。
水温も下がり始めシーバスも高活性。
そろそろいいサイズも釣れてくると思います。
オイスターミノー92(S-14ゴールドグリーン)を持って是非チャレンジしてみて下さいね。
<タックルデータ>
ロッド:シーバスプログラム 611HC
リール:ベイト100番
ライン:ナイロン14lb.
ルアー:オイスターミノー92(S-14ゴールドグリーン)
5-1/4"ラッテリー&ストラクチャー ST650MLSでライトパワーフィネス
石井真(ノリーズプロスタッフ 房総のカリスマ)
フィールド:千葉県 亀山ダム
もうすぐ11月。房総の木々も色づく季節になってきましたが、今年の秋は暖かいですね。
暖秋?
冗談はさておき、最近、私が亀山ダム釣行においてお気に入りの釣りをレポートしたいと思います。
それは、「ライトパワーフィネスゲーム」!!
パワーゲームまではいかない、浮きゴミ、浮き草、冠水植物などを狙います。
それも、遠目から。
使用するルアーは5-1/4"ラッテリーなどのストレートワームで、リグはネコリグ。
(317:ライトグリーンパンプキン ブルーFlk.)
シンカーは、1/16oz.以下。
フックはガード付き太軸マス針。
ラインは、PE1~1.5号、リーダーにフロロ8~12lb.を150cm程使用します。
そこで必要となってくるロッドは、ロードランナー ストラクチャー ST650MLS。
ライトルアーでも正確にロングキャストでき、バスとのやりとりにも十分なトルクがあります。
シューティングを得意とする私が、「ライトパワーフィネス」!?
新たな釣りに、目覚めてしまったのかも!
これって、アリかもしれません!?
いや、アリにちがいない!!釣れてますから!
特報!ショットオーバー5で66cmのバスをキャッチ!
SHOTA(宮廣祥大 ノリーズプロスタッフ 琵琶湖のニュージェネレーション)
フィールド:滋賀県 琵琶湖
秋晴れ全開!ということで、朝から風もなく昨日と打って変わって平和なマザーレイク。
まずはいつものように横の展開で様子を見ていくことに。
水が濁り気味になっていた為、クランクベイトをメインに探っていくと、早速ヒット!
...したものの、ファイト中にバラシ。
続けてゲストの方のショットオーバー5にもヒット!
ボートエッジまで寄せて来ると、確実に55cmアップ♪
ところがリアフックがアゴにチョイ掛かりだったので、
あと少しでネットインってところで最後の突っ込みにあい、フックアウト。
見えていただけに惜しい~!
当日はフッキングが浅い状況でしたが、クランキングをメインに続行。
するとここからショットオーバー5の50アップ祭り!
ギルを食いまくっているせいか、どれも体高があってコンディションがヤバすぎーッ!
クランクで50アップはたまりませんね~!
とはいえ、ヒットに繋げるにはウイードにコンタクトさせないとバイトしにくかったです。
ウイードをほぐした直後の重たくなるバイトが超サイコー♪
そして...本日のメイン!
ショットオーバー5(239:チャートブラックシャッド)で66cmのスーパーブラックゲット!!!
ショットオーバー5はマジでヤバイ!
連日デカイのしか釣れてこないし、ビッグフィッシュを引っ張る力がかなり強い!
最近はディープレンジでのクランキングゲームの割合が増えてきている傾向です。
しかしタイミングも紙一重で、決してイージーな状況ばかりではありません。
それでもビッグフィッシュを攻め落とす力を持ったショットオーバー5なら、
こんなビッグゲームも展開可能ですので、是非試してください!
<タックルデータ>
ロッド:ロードランナー ヴォイス HB760M
リール:ローギアベイトキャスティング
ライン:フロロ14lb.、16lb.
ルアー:ショットオーバー5(239:チャートブラックシャッド)
コンポジットスカートで57cm 2,650gのレコードフィッシュを獲って優勝
田中大介(ノリーズプロスタッフ 山口のストイックバスアングラー)
フィールド:山口県 弥栄ダム
プロスタッフの田中です。
先日行われたPBT(山口県を中心にトレイルするローカルトーナメント)の第4戦にて、
大会記録となるビッグフィッシュを釣って優勝しましたのでレポートします。
会場の弥栄ダムは県内でも一発の破壊力のあるダムとして有名ですが、
秋のこの時期はとても気難しく、ウエイトが伸びないことも多いです。
プラでは一発あり(サイトフィッシング)の小瀬エリア、
数を釣ってウエイトを稼ぐ美和エリアという、とてもざっくりとしたものしか掴めておらず、
当日の状況にアジャストしていくという、成り行きまかせなプランで当日を迎えました。
前日の雨の影響をプラスと考え、美和エリアのインレットを中心に
数を釣ってウエイトを上げていく戦略をチョイス。
まずは400gあたりでミリットを揃えるつもりが、
嬉しい誤算で2匹目のキャッチが1,800gのビッグフィッシュ!
<タックルデータ 1>
ロッド:ロードランナー ヴォイス HV610LS
ライン:フロロ4lb.
ルアー:5-1/4"ラッテリー(004:ウォーターメロン)
その後、オーバルヘッドで630gを釣り、リミットメイク。
デカイ魚は浮いていると判断し、5-1/4"ラッテリーのフォールを中心に流していくと、
600gをキャッチし入れ替え。
これで目標の3,000gに達したので、表彰台は確実だと喜んでいたところに、
とんでもない怪物が現れました。
水深1mもないシャローカバーの手前にコンポジットスカート(1/2oz.テキサス)をピッチング。
すると、その奥から明らかに50cm後半と思われるバスがスッっと顔を覗かせました。
一瞬焦りましたが、落ち着いて間合いを読んで、ワンアクション。
ルアーが良かったのか、腕がいいのか(笑)分かりませんが、一撃でバイト!
その魚は大会レコードとなる57cm、2,650gでした。
<タックルデータ 2>
ロッド:ロードランナー ヴォイス 680H
ライン:フロロ16lb.
リグ:1/2oz.テキサス+コンポジットスカート(273 ウォーターメロン ブルーFlk.)
(273 ウォーターメロン ブルーFlk.)
この一匹が効いて、2位に2,000g以上差を付けてのブッチギリの優勝でした。
やはり、強いルアーはデカイバスを呼んできてくれるのだと改めて感じました。
躊躇無く食らいついた、あの瞬間は今もしっかりと脳裏に焼きついています。
そして、そのサイズのバスに全く主導権を与えないファイトが出来る680H。
何年たっても良いものは良い。紛れもない名竿だと思います。
デカイルアーにはデカイバス!トレジュ108&133で興奮のトップゲーム
黒須和義(ノリーズプロスタッフ 琵琶湖のストロングプロガイド)
フィールド:滋賀県 琵琶湖
皆さんこんにちは。
ノリーズプロスタッフ・琵琶湖プロガイドの黒須です。
朝晩はすっかり寒くなり、冬の気配さえ感じられるこの頃。
今回ご紹介するのは、そんな時期にでも効果的なトップウォーターゲーム。
気温と水温ではタイムラグがあるので、
私達が感じているよりも水の中の季節の進行具合は遅いのです。
ただし、いつでもトップで釣れるとは限りません。 この3つの条件を満たしている時になります。
1、風が無い(もしくは微風)
2、ブルーギル等のベイトフィッシュが浮いているのが確認できる
3、浮きゴミが無い(トップをストレス無く引ける)
こんな時には迷わずトレジュ133、トレジュ108をキャストしてみましょう!
(トレジュ133 194HFB FBホログラムアユ)
(トレジュ108 136FB FB ライブオイカワ)
アクションは2ジャークしてからポーズの繰り返しです。
大切なのはポーズの時間で、大きな魚ほどポーズ時に激しくバイトしてきます。
もちろん早合わせは禁物です。
バイトしたら魚の重みを感じてからゆっくりと合わせましょう。
ポップ音、飛沫、スライドするアクション、浮き姿勢、そして飛距離と、
パーフェクトな性能を誇る「トレジュ133&トレジュ108」。
デカイルアーにはデカイバスが来ます!!
是非試してみて下さいね。
<タックルデータ>
ロッド:ロードランナー ヴォイス HB630M
ライン:20lb.
ルアー:トレジュ133、トレジュ108
(194HFB FBホログラムアユ、136FB FB ライブオイカワ、170FB FB ワカサギ)
(170FB 写真はトレジュ65)
クワセシャッドD62SPで価値あるビックフィッシュを神流湖でキャッチ!
飯塚充隆(ノリーズプロスタッフ 利根リバーの雄)
フィールド:群馬県 神流湖
先日、神流湖に行って来ました。
言わずと知れたタフレイクですし、急激な冷え込みによって
バスを手にするのは厳しいと予想はしていました...。
しかーし!価値あるバスを求め試行錯誤するのが本物のバスフィッシング!
ということで、私がチョイスしたルアーはクワセシャッドD62SP!
(220 レモンパールシャッド)
私なりに考えるこのルアーの出番は、クランクでは強すぎると感じた時。
ベイトタックルで扱える事によってキャスタビリティーを損なわないので、
ピンポイントにキャストでき、リズムを崩さずガンガン攻められるのも
クワセシャッドD62SPの特権です。
アクションはただ巻き。
信じて巻き続けた結果、ドーンっ!!約45cmのナイスバス!
この湖では価値あるビッグフィッシュ!
最高です♪
<タックルデータ>
ロッド:ロードランナー ヴォイス HB630LL
ライン:フロロ8lb.
ルアー:クワセシャッドD62SP(220:レモンパールシャッド)
秋の爆釣モード本番!シャロー~ミドル攻略にはシャローロール
武田架奈美(ノリーズプロスタッフ 湖面を駆ける女性アングラー)
フィールド:茨城県 霞水系
最近週代わりで、気温が激しく変わっていきますね。
夏はゲリラ豪雨対策として、同乗者の方には
「朝晴れていても必ずレインギアを持って来て下さい!」
と言っていたけれど、さすがに11月。
今ではそれもぼちぼち「朝夕は寒いので防寒着を・・・」に変わりつつある今日このごろです。
さて、そんな暑さ、寒さを繰り返しながら、徐々に深まって行く晩秋の霞ヶ浦水系ですが、
秋の爆釣モードはこれからが本番♪
そんな中、クリスタルS・シャローロールがちょっとしたマイブームになっているんです。
例えば、魚の動きが追いきれないのかなと感じるような時など、
スローにキッチリと引けるのがこのシャローロール。
よりデッドスローに巻いてきたとしても、
ブレードが立ち上がりからすぐに水を噛んで回転してくれるから泳ぎ姿勢が良く、
ドシャロー~中層の魚にもしっかりとアピールすることが出来ます。
また、存在感のあるタンデムコロラドブレードが発するフラッシング&波動が、
少し離れた魚も引っ張って来てくれますよっ!
ところで、私が霞ヶ浦水系でシャローロールを投げる際に使用しているロッドは、
ロードランナー ヴォイス HB630L。
薄い葦や葦の際、杭などといった、
比較的抵抗の少ないストラクチャーを引くことが多いこの水系では、
6フィート3インチという、スポット的に狙いやすい絶妙なこのレングスと、
適度に入ってくれるティップが相性バッチリなんです。
参考にしてみて下さいね。
秋のリアクション祭り!メタルワサビーでキロオーバー!
飯塚充隆(ノリーズプロスタッフ 利根リバーの雄)
フィールド:群馬県 榛名湖
先日、榛名湖に行って来ました~!
榛名湖はエレキ禁止の為、使用ボートは手コギかフットターボ。
ということは筋トレにもなっちゃう訳で、
釣りと合わせて一石二鳥な素晴らしいフィールドです!(笑)
本題に戻りますが、現在の状況は水温13度位で、ワカサギのポジションは8~12m。
ボート屋さんの榛名観光情報では、シャローでもディープでも数は少ないが釣れているとのこと。
今回、私が狙ったバスは季節感満載のワカサギを意識しているディープのバスです!
今季初のメタルワサビーで釣りたいと言うこともあり、早々にメタルワサビーをキャスト。
すると、あっという間に二匹をゲット!!
幸先のよいスタートが決り、ぐる~りと湖を一周。
しかし後が続かない...。
途中フラットディープではライトキャロのグラスミノーSで釣れましたが、
メタルワサビーでは反応しません。
メタルワサビーに反応させるための条件は、ブレイク&ワカサギということに気づき、
同条件のエリアを探しキャスト!
すぐに答えが帰って来ました~!!メタワサ最高♪
写真のバスは余裕のキロオーバー!
他に釣れたバスもアベレージオーバーのナイスな魚達でした。
アクションはボトムに着底後2回ほど激しくしゃくり上げてから、
ルアーの重さが感じられるギリギリのテンションでフォール。
バイトはフォール時に多発しますよ!
皆さんも秋を楽しみましょう。
<タックルデータ>
ロッド:ロードランナー ヴォイス 680MH
ライン:フロロ8lb.
ルアー:メタルワサビーハンマード12g(BR-28:ライブワカサギ)
(写真はハンマードではなく、ノーマル)
好きこそものの上手なれ?ワーミングクランク ショット トリプルフルサイズ
青野雄二(ノリーズプロスタッフ 湖上のホットロッダー)
フィールド:神奈川県 相模湖
先日、相模湖に行ってきました。
この日の朝の気温は6度と、晩秋らしく寒さを感じるようになってきました。
毎年晩秋のこの時期、相模湖や河口湖等で多用するのが、
ワーミングクランク ショット トリプルフルサイズ。
(138:ライブハス)
中層のベイト絡みや、水中のストラクチャーを直撃したりして、
けっこういいサイズをキャッチしています。
とは言っても、相模湖ですから、一筋縄では行かないんですね。
この日も延々とノーバイトの時間を過ごし、もう駄目かなと思った時、
本湖の水深4mほどの所で魚探に映ったストラクチャー。
ここに、トリプルフルを送りこみます。
カラーは信頼のライブハス。
十分に潜らせて、しっかりコンタクトさせたらロッドを立てて、
ロッドワークでストラクチャーから離れない様、ブラッシュアップするように引いてきます。
何かをプルッと乗り越えた感触の直後、クンッ!と来ました!!
踏ん張るバスをストラクチャーから引き離すと、今度はグイグイ下へ。
二度三度と突っ込む、たまんないファイト!
そしてキャッチ出来たのは、40cm台半ばの綺麗なバス。
晩秋から初冬にかけて、ちょっとリスキーだけど大好きなディープクランクキング。
確実に!?グッドサイズが獲れる、ディープクランクならではの醍醐味あふれるゲーム。
今回はレンジが合わず不発だったけど、新たにショットオーバー5もラインアップに加わり、
ますます面白くなりそうです。
<タックルデータ>
ロッド:ロードランナー ヴォイス HB760L
ライン:ナイロン10lb.
ルアー:ワーミングクランク ショット トリプルフルサイズ(138:ライブハス)
シーズン本格化!ティップランエギングをニューアイテムで攻略!
野呂昌明(ノリーズプロスタッフ IQアオリイカサバイバー)
フィールド:静岡県 伊東沖
皆さんこんにちは!
12月に入り、冬将軍の訪れを徐々に体感する中、
本格化シーズンを迎えるのが、ディープエリアのティップランエギングです。
しかし気候が安定しない日が多く、釣行機会にも恵まれない日々が続き、
ヤキモキしていたのですが、やっと釣行可能な日がやってきました。
11月に発売となったノリーズニューアイテムの「エギングプログラム EP710TR-30g」と、
フィッシュリーグの「ダートマックスTR」のニューウエイトラインアップである
40g(プロトモデル、12月下旬発売予定)を実釣で使えるのを首を長くして待ちわびていたこの日、
伊豆半島の伊東沖へ出掛けました。
(TR03: スーパーアジゴールド)
伊豆半島も今年からティップランエギングをやらせてくれる船宿が一気に増えてきて、
今注目のスポットになっています。
水温が日毎低下するこの時期の狙う水深は20m~50mと非常に広範囲です。
よって、確実にディープエリアを攻められるタックルが要求されます。
まずはアオリイカの居る水深を浅場から探りながらアプローチしていきます。
水深20mラインからのスタートなので、エギはダートマックスTRの30gをセット。
10月にはかなり反応があったエリアですが、全く反応がありません。
そこで25m、30mラインと5m刻みで探って行くと、この日初のバイトは35mラインでした。
そしてこの日最もバイトが集中したのが40m前後。
この水深になると、ダートマックスTRの30gで攻めるよりも、
40gでのアプローチの方が手返しがよく、確実です。
そしてディープエリアの攻略にもう一つ重要なのが、ロッドの存在です。
エギのウエイトを上げ、探るレンジも深くなると、
アクション時の抵抗はもろにロッドから手首に掛かります。
しかしエギングプログラム EP710TR-30gのバットパワーは非常に強く、
手首への負担も少なく、ディープエリアのエギを確実にアクションしてくれます。
更に繊細なティップにイエローマーキングが施されたので、
バイトを視覚で捕えて、ロッドの好感度から触覚でもバイトを捕える事ができ、
フッキングもバッチリ決まります。
そしてロッド全体が粘りのあるパラボリックなカーブを描くので、
その反発力がディープエリアからアオリイカを引き上げる際のアシストをしてくれるため、
一連の動作がスムーズにこなせるようになりました。
ロッドのスペックがエギサイズ30gとなっていますが、
40gのダートマックスTRも全然問題なく操作出来るので、安心して使用して下さい。
急激に発展したティップランエギングですが、
他社からも様々な専用エギ、ロッドが数多く発売されています。
そんな中、ティップランエギングをやり込んでいるアングラーほど
ダートマックスTRの凄さに気が付き始め、結果となって表れています。
ダートマックスTR同様に、エギングプログラム EP710TR-30gも
使用していだだければその凄さを実感して頂けると思います。
これからディープエリアのティップランエギングはシーズンが本格化しますので、
是非参考にしてみて下さい。
<タックルデータ>
ロッド:エギングプログラム EP710TR-30g
リール:2500番クラス
ライン:PE0.6号 リーダー:フロロカーボン1.7号
エギ:ダートマックスTR-30g、40g(プロトモデル) (TR03: スーパーアジゴールド)
(TR06: ディープパープルボーダーレッド)
ウインドレンジTW 実戦インプレッション
渋谷直隆(ノリーズプロスタッフ リザーバーマイスター)
フィールド:三重県 名張市の野池
先日、ウインドレンジTWで楽しいゲームが出来ましたのでレポートします。
(749:ライブワカサギ)
パッと見ると分かりますが、ウインドレンジはノリーズの他のスピナーベイトよりも
全体的なボリューム感やシルエットがコンパクトにまとめられています。
スカートもあえてボリューム少なめ、
またブレード同士がぶつからないようなポジションになっているので
音も出にくいセッティングとなっており、
位置付けとしては全体的に「弱め」のスピナーベイトです。
しかも特に強く意識しなくても、普通に引くと通常のスピナーベイトよりも
ワンレンジ低い層を、浮き上がって来てしまうことなくうまく引き切ることができます。
そして全体がコンパクトでキャスト時の空気抵抗が少ないため、
その名の通り風があるような状況下でもストレスなく投げることができ、
無風下であればビックリするくらいカッ飛んで行きます。
また陸ッパリでバックスウィングのスペースが十分に取れないような状況下でも、
ウインドレンジであれば十分な飛距離が得られることも強みです。
そんなウインドレンジに、待望のタンデムウィロータイプが出たということで、
地元の野池に行って来ました。
今回セレクトした野池は、クリアウォーターで沖目にウィードが広がっていて、
そのウィードが枯れ始めて水面とウィードの間が大きく開いて来ているようなフィールドです。
通常よりワンレンジ深い層となるウィードのトップギリギリを、
浮き上がらせずに広くしっかりと引いてあげることが必要な状況で、
まさにウインドレンジTWにピッタリのシチュエーションです。
結果は驚くべきものでした。
カッ飛ばした後、しっかりと深めの層を引いてあげると、
この池ではナイスサイズと言える30~35cm前後のバスが
強烈な深いバイトで次々とヒット!
とにかく躊躇なくガッツリと喰って来ます。
「こんなに威力絶大なのか!」
と、あまりに出来過ぎなゲーム内容に自分でもビックリしてしまいました(笑)。
ワタシの行くフィールドはリザーバーをはじめとしたクリアウォーターレイクが多いため、
雨風の強い日や普段よりニゴリが入った日でないと
なかなかスピナーベイトゲームを成立させるのが難しいのですが、
ウインドレンジなら普通のスピナーベイトでは
その強さにビビって出て来ないような状況でもバイトさせることが可能であり、
クリアウォーターであっても全く臆せず投げて行けると確信しました。
また、ウインドレンジはフォールでブレードがとてもスムーズに回りますので、
タテ落としなどを交えながらジグスピナー的に使うのも有効です。
リザーバーや水深のある所のストラクチャー周りなどでは、
そういった使い方もおもしろいのではないかと思います。
オリジナルとTWの使い分けはですが、
オリジナルはコロラドブレードなのでブレードのバイブレーション重視。
一方のTWはバイブレーションは弱くなりますがブレードが大きい分少し視認性は上がるのと、
よりスローに引けるという感じで使い分ければ良いかなと思います。
だいぶ寒くなって来てスローダウンゲームを強いられることの多い季節に入って来ましたが、
まだまだ巻くゲームで十分行ける季節です。
しかもこの時期巻いてバイトして来る魚はクオリティーの高い元気なヤツが多いので、
皆さんもぜひウインドレンジで「通常よりちょっと弱いけど、強いスピナーベイトゲーム☆」に
チャレンジしてみてください。
<タックルデータ>
ロッド:ロードランナー ヴォイス HB600M
ライン:ナイロン
ルアー:ウインドレンジTW 3/8oz.(749:ライブワカサギ)
ウインドレンジTW 実戦インプレッション その2
渋谷直隆(ノリーズプロスタッフ リザーバーマイスター)
フィールド:三重県 名張市の野池
先日、ウインドレンジTWを持って前回とは違う名張市内の野池に行って来ました。
(749:ライブワカサギ)
今回行ったフィールドは、魚の個体数が極めて少ないけれど、
来ればほとんどが40cmオーバーというフィールド。
こういう魚が薄いフィールドでは、強いルアーでどんどん巻いて魚を引っ張りたいところですが、
ここは全体的にパッドが広がっているためスピナーベイトくらいしか使えず、
しかもパッドポンドの割には水が比較的クリアウォーターであるため、
強過ぎるスピナーベイトでは魚がビビってなかなか思うようにバイトしてくれないという、
結構手を焼いているフィールドです。
実際、春のスポーニング期前後にサイト絡みで喰わせる以外は、いつも返り討ちにあっており、
春以外のシーズンにここでいかに釣るかが以前からのワタシの大きなテーマとなっていました。
そこでウインドレンジTWを用い、
弱めのスピナーベイトゲームを展開してみたらうまく行くんじゃないか、というのが今回の狙いでした。
水深が浅いので3/8oz.チョイスし、
パッドの間をひたすらゆっくりとていねいに通しながら回って行きます。
しかしいつものことですが一向にバイトがありません。
それでも信じてキープキャスティングし続け、
小さな池ですが2時間以上かけて細かく細かくトレースしながら2周し、全くのノーバイト。
「やっぱりダメなのか...。」と心が折れかけた時でした。
ウインドレンジTWが水中に沈む枝か何かをとらえ、
それをかわしたところで止め、少し落とし込んだ時にドスン!という強烈バイト!!
ビッグフィッシュです!
強いファイトにじっくり耐えてキャッチしたのは約45cmのグッドコンディション。
ワタシにとってこのフィールドで春以外に初めてのキャッチとなる、
とっても嬉しい1本となりました。
ウインドレンジTWによる「弱いけど強いスピナーベイト戦略」は間違っていなかったようで、
ウインドレンジの絶妙な「弱さ」とフォールの時によく回るブレードが、
この超貴重なバイトを導いてくれたのだと思います。
それと同時に、今回は基本である
「キープキャスティング」の大切さを改めて教えられた気がしました。
この日、フォローにスピニングも持って行きましたが、
結局ラインを通すことすらなく、信じたウインドレンジTWをひたすら巻き続けてしまいました(笑)。
そして、この時期の陸っぱりで「巻いて獲った1本」は、
自分にとってはとっても価値がある1本です。
それを叶えてくれたウインドレンジTWがますます手放せなくなりそうです。
<タックルデータ>
ロッド:ロードランナー ヴォイス HB600M
ライン:ナイロン 12lb.
ルアー:ウインドレンジTW 3/8oz.(749:ライブワカサギ)
管理釣り場.comエリアトーナメント年間総合優勝!決め手は秘密兵器!?
伊藤雄大(ノリーズプロスタッフ )
フィールド:静岡県 東山湖FA
先日、管理釣り場.comエリアトーナメント2011のシーズン最終戦が
東山湖FAで開催されたので参加してきました。
試合当日、一投目は新製品の鱒玄人ルーニー1.8g(050:シラユキ)をキャスト。
幸先よくすぐに1匹目をキャッチすることが出来ました。
しかし、この日は放流が無かったため、その後はバイトこそ得られるものの、
なかなかフッキングまで持ち込めない状況になってしまいました。
そこで、プラで好感触を得ていた秘密兵器を投入することにしました。
そのルアーとは、エコギアのZX30。
いわゆるメタルバイブレーション系のルアーです。
ただ、このままでは管理釣り場では使えませんので、まずヒゲの部分のラバーを除去します。
さらにチラシ針のフックを外し、リングを#0の連結に交換してスプーン用フックをセットします。
使い方は至って簡単。キャストし、着底後、リフト&フォールを繰り返すのみ。
ZX30は強烈なバイブレーションで魚の注目を集めた後、
まっすぐストーンと落ちてリアクションバイトを誘発します。
これがはまり、ヒットを連発。
試合終盤は魚のレンジが中層に変わったため、クランクを使い、
粘り強くスコアメイクしていきました。
その結果、優勝することが出来ました。
そして、年間ポイントランキングも大会史上最高得点となる
174ポイントを獲得し(優勝4回、3位3回)、念願のシリーズ総合優勝を果たすことが出来ました。
年間通じて応援して下さった皆様、本当にありがとうございました。
来シーズンも再び頂点に立てるよう挑戦を続けて行きます。
<タックルデータ>
ロッド:トラウトプログラム スパイクアロー50/60、ボウアロー60、スピードピーク61
ライン:スパイクアロー60 ナイロン3lb.
スパイクアロー50/60 PE0.2号 +リーダー フロロ3lb.
ボウアロー フロロ1lb.
スピードピーク61 ナイロン1.7lb.
真冬の亀山カバーゲーム、エスケープリトルツインで超ビッグ捕獲!
石井真(ノリーズプロスタッフ 房総のカリスマ)
フィールド:千葉県 亀山ダム
クリスマスも過ぎ、2011年もあと僅か。
釣り納めにと、亀山ダムに行ってきました。
朝の気温は-3℃。寒い!
水温は9℃(最低水温のちょっと手前)、水質は笹濁り。
当日は最近猛練習中のカバーゲームを中心に、タックルを組みました。
まずは、ロードランナー ストラクチャー ST670Hに18gテキサスリグ+エスケープツイン。
(133:グリーンパンプキン ブラックFlk./ウォーターメロン レッド+グリーンFlk.バック)
同じくストラクチャーST6100MHに12gテキサス+エスケープリトルツイン(043)。
(043:ライトグリーンパンプキン、写真はエスケープツイン)
そしてもう1本、絶版ですがノリーズ テーパーデザイン ロックオン510DEEPに、
18gテキサス+エスケープリトルツイン(072 テナガシュリンプ)を組んだ、
オーバーハングの中へ潜り込んでアプローチするためのタックル。
(写真はエスケープツイン)
そうです!オール「エスケープ」シリーズです。これが釣れてるんです!
かくして下流へ向けて、カバー、カバー、カバー、ちょこっとディープの釣りがスタート。
1時間程流して最下流エリア。
外からではルアーを送り込めないオーバーハングの中へ、木をかき分けボートごと潜り込みます。
釣りをする時は、膝をついた状態。
タックルは、先述のロックオン510DEEPにテキサスリグ。
キャスト出来る位置、アワセの出来る位置を確認して、ルアーを浮きゴミの中へ送り込みます。
......これが、ドラマの始まりでした......!
水深50cm程の所にルアーを送り込み、着底後数回シェイクすると、
引き込まれるような、トルクのあるバイト。
すかさずフッキングすると、今まで味わった事のない強烈な引き!
「まさか、鯉?」なんて思いが頭をよぎった次の瞬間、カバーから頭が見えました!
バスだ!バスだ!間違い無くバスだ!
それも、ヤバイぐらいデカイ!!
ボートを寄せ、ラインを手繰り、取り込んだ魚は57cm・3,340g!!
やってしまいました↑
真冬の亀山シャローゲーム。
1バイトあるかないかの世界です。
信頼出来るルアー、ロッド、ラインがあるから出来る世界です。
自分を信じて、タックルを信じて、それで初めて結果が出るのが真冬の亀山だと思います。