大久保亨一(ノリーズプロスタッフ ストイックヒラメマスター)
フィールド:千葉県 南房総
気温、水温ともに上昇して、釣果も良い雰囲気のゴールデンウィークだったのですが、
自分は仕事のため、好機を外してしまったようです...。
黒潮がかなり接近している模様で、ベイトも相当入ってきた様子ですので、
このGW後半、南房では磯からサーフからかなりの釣果があったようです。
遅くはなりましたが、GW明けの週末、南房へ向かいました。
潮周りは上りの中潮周りで、潮の勢いが良くなっていく自分の好きな潮周りのひとつです。
開始は朝マヅメより干潮に向かう下げ4分程。
穏やかな海には波待ちのサーファーもおらず、先週好調の様子を聞いていたフィールドには
当日も早朝日の出前から40人程のアングラーがサーフを埋めていました。
一見何も変化もありそうにないサーフですが、魚の居付くポイントは数ヶ所確認してあります。
運よくその自分お気に入りのポジションの一つに入るスペースがありました。
他の場所は行っても身動きは取れそうにないので、そこで粘ってみることにしました。
使うロッドは、リニューアルしたフラットフィッシュプログラム シューティングサーフ96。
感度は前作よりもさらにファストに仕上がっていてアクションを伝えやすく、
繊細な操作性で誘いのクオリティーを高めています。
ワーム、シンキングに特にマッチするように考え出したロッドですが、
春先はミノーにも良い反応を示していました。
当日は実績もあり、お気に入りのフローティングミノーを選択。
ミドル、ディープを30分以上トレースしますが、今回は一向に反応がありません。
日が昇るにつれてフィールドの状況が鮮明に見えてくると、
水は結構な濁りが入っていて、少し士気が下がります...。
周りもミノーをトレースしている様子ですが、ヒットには至っていない様子なので、
ここでワーミングにチェンジしました。
昨年から好調のリトリーブヘッド(ピンクヘッド)15gに5"スプーンテールシャッド、
最初のカラーはST03:アルビノオレンジをトレーラーにしてトライします。
濁りに強いと勝手に自負している(^^;)アルビノオレンジはパイロットルアーにも最適。
これで反応がなければナチュラルなシャッド系カラーにしたり、
逆にアピールの強いチャート系カラーにしてみたりして、反応を探っていきます。
さて、ルアーチェンジ数投目のリフト&フォール時、
ルアーが寄せる波に掛かって抵抗感が減ったときに「グッグッ!」とアタリが!
ところが、一瞬アタリを見送ってしまってアワセ失敗!?
と、思いきや、かえってそれがひと呼吸入れたアワセとなってフッキングに成功!
リフト&フォール時もラインからロッドを伝って、
波と絡むジグヘッドのウエイトの感触がよく伝わっていたため、
繊細な誘いをかけ続けられたことがヒットに繋がったと思います。
さすが私の右腕、きっちり仕事をしてくれます。
大きさの割には抵抗感のあるやり取りで、潮下げも5分過ぎの5時13分、
久々に50アップの元気な一枚をゲットできました!
私自身アタリも久々で、周りも釣れていない中でのヒットでしたから、
アワセ時にちょっと驚いてしまった感じですかね(^^;)
その後バイトを一回取りましたが、それ以降なんの反応もなく、
アングラーも少なくなって来たので納竿しました。
納竿前に水温を計ると、16.4度!?
5月半ばの南房では17度以上あってもいいうえ、黒潮接岸と言っていた割には低い水温。
これは推測ですが、連日の強い風で海水の湧昇現象が起きていたのか?
もし急な水温低下だったとすれば、釣行当日の厳しい釣果は納得がいくというものでした。
<タックルデータ>
ロッド:フラットフィッシュプログラム シューティングサーフ96
リール:レバーブレーキ搭載スピニング3000番
ライン:PE16lb. ショックリーダー:20lb.
ルアー:リトリーブヘッド15g(ピンクヘッド)+5"スプーンテールシャッド(ST03)
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激渋の南房でも結果を出した!リトリーブヘッド+スプーンテールシャッド
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