伊藤雄大(ノリーズプロスタッフ Mr.精密機械)
フィールド:神奈川県 足柄キャスティングエリア
足柄キャスティングエリアで開催された管理釣り場ドットコムエリアトーナメントに参加して来ました。
この釣り場はポンドタイプの釣り場ですが、
豊富な流入水により水温が高くなりがちな時期でも魚の活性が高く、数釣りが楽しめます。
しかし、トーナメントで他の選手に釣り勝つためには、
ポンド内の複雑かつ見た目より押しの強い流れをどう攻略するのかがキーとなります。
このようなポンドを攻略するためのセオリーとして、
まず放流魚には鱒玄人ルーニーの様なロールアクションを主体としたタイプのスプーンが有効です。
ロールアクションのスプーンは泳ぎの質的に浮かび上がりにくく、
狙ったレンジを通しやすいという利点があり、結果としてフッキングミスが少なくなります。
放流魚の反応が一段落した後は、流れにルアーを噛ませて強くアピールして行くのか、
それとも流れに乗せてドリフトさせて行くのか、
という所を最重要視してルアーをセレクトして行くことが重要になってきます。
具体的には、流れにルアーを噛ませる際には、放流魚狙いにも使用した
鱒玄人ルーニーの様なロールアクション主体のやや重量のあるスプーン、
もしくは潜り過ぎないシャロータイプのクランクベイト。
ドリフトさせて行く時は、自然に流しやすい鱒玄人ウィーパー0.6g等のマイクロ系スプーン、
もしくはわずかな流れにも反応し、ほとんどリトリーブしなくてもアクションしてくれる
ディープタイプのクランクベイトを投入する事が有効なことが多いです。
そして、これらで思った様な反応が得られない場合には、
あえて流れを無視して強烈なバイブレーションで魚を寄せることのできる
エコギアハードベイトのZX30もぜひ試してみたいメソッドのひとつです。
決勝戦はわずか1本差で破れてしまい、準優勝という結果になりました。
(その3に続きます)
<タックルデータ 1>
ロッド:トラウトプログラム スパイクアロー60
ライン:ナイロン3lb
ルアー:鱒玄人ルーニー(1.5g)、鱒玄人ウィーパー(0.6g)、シャロークランク
<タックルデータ 2>
ロッド:トラウトプログラム スパイクアロー60
ライン:PE0.2号 リーダー:フロロ3lb
ルアー:ZX30