足立貴洋(ノリーズプロスタッフ 山梨県在住)
フィールド:山梨県 河口湖
みなさんこんにちは。河口湖ガイドのタカヒロ足立です。
春の河口湖のプリスポーンバスを仕留めるべく、ジャークベイトを撃ち抜いてみました。
タダマキ132をメインとしたストロングパターンで、
1発ビッグフィッシュを捕獲することが出来ました。
春の河口湖のバスは気難しく、トーナメント開催も多いため、
常にフィッシングプレッシャーが掛かり、ハードルアーではスレるのが早いのが特徴です。
ですがあえて、ハードベイトゲームでビッグバスとの勝負ができるのもこの時期。
一日やり通して数バイト。
ハイリスクハイリターンですが、釣れれば50up率が高いのが春の河口湖で、
プリスポーンバスの季節の進行具合などの読みが当たった時、ハードベイトゲームが完結し、
春のプリスポーンダイナマイトを釣ることが出来ます。
本当にバスフィッシングは奥が深く、この釣りがおもしろいと思える時期です。
今回は、大潮などの潮まわりで今年一発目に差してきたプリスポーンバスを釣るパターンです。
シャローに産卵のための下見であがってきたバスに有効なのが、
ジャークベイトに代表されるリアクションベイト。
プリスポーンの特大バスは、少しプレッシャーの掛かりくい2~3mで釣れることが多く、
今回キャッチしたバスは、プリスポーンバスが入ってくる2.5mレンジの大岩の影を
タダマキ132を通して釣れました。
この時の一番のキモは、高速でミノーが泳ぎながら、岩に当たった瞬間にバランスを崩し、
なおかつジャーキングによって右へ左へフラッシングしながらダートして
スポットにいるバスを威嚇します。
大型のミノーやバイブレーションへの反応がいいのがこの時期で、
バスの縄張り意識もあってなのか、おもわずリアクションバイトしてしまうのでしょう。
タダマキ132のロッドセレクトです。
春の河口湖はウィードが無く、春バスが入ってくるスポットは人工物や岩場などです。
主にジャークベイトは岩場での使用が多くなり、
いかにバスが潜んでいそうな岩場を通すことが重要。
ルアーがスタックせずに、かつリップはコンタクトしつつ根掛かりを回避するのがキモとなります。
今回使用したのが、ロードランナー ストラクチャー ST680MH "MID COVER TEXAS"。
ソフトベイトゲームに特化したロッドですが、岩を弾くようなロッドの硬さと
ボトム感知能力も備わっており、岩場をクリアスルーしながらも
しっかりとしたジャーキングが出来るのがこのロッドの特徴です。
タダマキ132をバスが潜んでいそうなスポットの向こう側へおもいっきりフルキャストして、
そこからティップを下げた状態のリーリングでMAXまで潜らせて、
ボトムノックしつつジャークさせます。
水温が10℃前後ではポーズは一瞬で、ほぼ中速巻きとジャークを組み合わせて
ノンストップでルアーを操作します。
岩に当たった瞬間やボトムノックした瞬間が一番のチャンスでここぞという場所で
ズドーンとビッグバスが掛かります。
今回ラインは10lb.を使用し、通常のタダマキ132の最大深度2.5mを通しやすいようにしています。
ラインにかかる水圧の関係で、細いラインほど深くレンジキープできるのです。
ただ、岩場ですし、ビッグバスが掛かりやすい釣りなので、頻繁にラインチェックはしています。
あまりにもデカいバスが来たときは、指クラッチで沖まで誘導してランディングします。
タダマキ132の河口湖のカラーセレクトです。
一目見た瞬間に、これは河口湖で釣れると確信したのがタダマキ132。
河口湖のワカサギは近年大型化しており、おおよそ12cm前後の「デカワカサギ」。
見た目のフォルムもさることながら、カラーラインナップも国内で効きそうないい色が豊富。
特に238:ハーフミラーワカサギは、ボディが銀色、背中が茶色で、
まさしくクリアウォーターのワカサギ。
(写真はタダマキ112)
今回はタダマキ132で春のプリスポーンダイナマイトを攻略できました。
サイズは52cm、2kgオーバーの、この時期ならではのグッドコンディションのビッグバス。
この釣りは、ゴールデンウィーク前まで通用するはずなので、
大型に狙いを絞った楽しいハードベイトゲームを組み立てて、
春の河口湖を攻略してみてはいかがでしょうか?
<タックルデータ>
ロッド:ロードランナー ストラクチャー ST680MH
ライン:フロロ10lb.
ルアー:タダマキ132